ていないゆうらくずびょうぶ
妓楼の内外における遊楽を描く邸内遊楽図の代表作。邸内ではウンスンカルタに興じる一団や、三味線の伴奏による舞を楽しむ者など、人々が思い思いに遊興にふけっている。男性客に酒を飲まされる遊女の姿も見える。庭では三味線と鼓の演奏に合わせて、輪舞が行われている。画面左には湯殿があり、腰巻の湯女たちが男性客の世話をしている。垂直線や水平線を多用した構図などから、寛永期(1624-1644)の制作と考えられている。(『サントリー美術館プレミアム・セレクション 新たなる美を求めて』サントリー美術館、2018年)
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