水と生きる SUNTORY

  • 工場行こうファクトリップ
  • 品質への取り組み
  • ドリンクスマイル
  • サントリー食品オンラインストア 新しいウィンドウで開く
  • SUNTORY WELLNESS 自分に合うサプリメントを探してみよう! 新しいウィンドウで開く
  • サントリー公式WEBマガジン「サントリーポスト」
  • 大阪・関西万博2025 サントリー万博特設サイト

コレクションデータベース

浮舟螺鈿蒔絵焚殻入

うきふね らでん まきえ たきがらいれ

数量・員数
一合
寸法(単位cm)
蓋径6.3 胴径7.8
制作年代
室町時代   16世紀

 焚殻入とは焚き終わった香木の欠片などを入れる容器である。蓋表と側面は梨地として、宇治川で舟に乗る匂宮と浮舟を描く。これは、『源氏物語』「浮舟」帖で、薫と匂宮によって愛された浮舟が思い乱れる中、匂宮が浮舟を連れ出して宇治川の中の橘の小島に寄る場面を表わす。匂宮が小島に生える常葉木の橘に譬えて変わらぬ愛を詠うが、浮舟は自らの不安な行く末を小舟になぞらえて返歌するのである。本作品では橘に松を加えて、ここで話題になる常葉木を表わす。舟の縁と橘の葉と実は螺鈿を施し、松と橘の木は薄肉の高蒔絵で表わして、木の幹と舟側面に銀切金をあしらっている。(『「もののあはれ」と日本の美』サントリー美術館、2013年)

作品名、作者名、制作地・様式などのキーワードで収蔵品の検索ができます

絞り込み条件を追加
作者

下記ボタンをクリックしてリストから作者を選択できます(複数選択可)

作者を選択する

ジャンル

ジャンルで絞り込みができます

制作年代

時代または世紀のいずれかで絞り込みができます