おうみ めいしょ ず びょうぶ
琵琶湖南部を、瀬田の唐橋を中心に一双の屛風に描く。右隻の右に堅田の浦、唐崎の松、日吉大社、比叡山、左に大津の石場の船着場、大津の宿、膳所城、三井寺、石山寺、瀬田の唐橋の小橋を描き、左隻の右には瀬田の大橋と矢橋の渡を、中央に近江富士の三上山と草津の宿、左に志那の蓮見を描く。行き交う丸子船、四手網や魞の漁は湖の国の豊かさを感じさせる。蓮見の宴では水浴する人々の姿も見える。一方、陸上の船着場や街道の賑わいも大きく取り上げ、水陸の交通の賑わいを描くことに主眼があるようである。近江八景のうち比良山や粟津の松並木などが見えない。膳所城天守の姿から、寛文2年(1662)の地震以前の景観と考えられ、江戸初期の制作と推定される。(『水と生きる』、サントリー美術館、2007年)
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