重要文化財
なんばん びょうぶ
ポルトガルやスペインの南蛮人たちとの交流を描く南蛮屛風は、17世紀初頭を中心に数多く制作された。この屛風はとくに生彩溢れる作品であり、右隻には日本の港町に入港する大きな南蛮船と、上陸したカピタン(船長)一行や、宣教師たちを描く。これに対し左隻では、異国のテラスで会議をするカピタンたちや、不思議な衣装を羽織った異国の女性が描かれる。筆者については、狩野山楽とする説が有力である。(『サントリー美術館プレミアム・セレクション 新たなる美を求めて』サントリー美術館、2018年)
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