うえこみばち すいけい
錫釉軟質陶器の舟形花器。金彩で縁取られた植物文が巡り絡み合って器の縁や把手を構成する有機的なデザインとなっており、側面には水辺の風景画が展開している。両側とも左方に城塞のような建物が見え、岸辺には杖をついた人物が描かれているが、一方の側には岸に打ち上げられた舟を大きく描いている。これらがどのような場面であるのかを示すものはないが、ガレの陶器に絵付される風景画は湖畔の光景が多く、本作品もそうした方向性に基づいたものと思われる。基底部の素地には署名が刻まれており、釉上に微かに現われている。(『オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ』、サントリー美術館、2016年)
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