はち くさばな
バスケットを模した錫釉軟質陶器の鉢。青色淡彩画(ブルー・カマイユ)に赤と金彩が上絵付されている。文様は内側の口縁付近に松・竹・梅の植物文が施され、外側は上下に青海波文を配し、そのあいだに松や竹、藤とおぼしき植物文などが描かれている。正面には楓のような植物を描いているが、その内中心の一際大きな一葉を陶土でつくり、赤色の淡彩画を描くことでメダイヨンのような装飾としている。底部の素地に植物文と署名がレリーフ状に表わされ、釉上に微かな凹凸となって浮き出ている。一見して伊万里の金襴手を範としたものであることが明らかであり、その文様構成はガレの他の伊万里風作品とも共通している。(『オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ』、サントリー美術館、2016年)
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