せいさくめも1900ねんぱりばんぱく
これら3枚のメモは、冒頭に「Exp. 1900 Verrerie Catalogue [万博1900年ガラス製品のカタログ]」とあることから、おそらく1900年のパリ万博専用のカタログ製作に備えたものと考えられる。ガレの制作は、こうした自筆の構想メモに始まり、工房の画家の手でデッサンや意匠が描かれ、ガラス職人たちの手にわたって、正確に再現されていく。所々に、聖書や詩人の詩の一節が挟み込まれ、形態やガラスの色まで細かく指示を出されていることから、ガレは構想の段階から詩文を手がかりに、作品の色や形を思い描いていったことがわかる。2枚目の冒頭に「La mer [海]」とあることからも、1900年の万博において、作品のテーマとして、海が柱のひとつになっていたと推測される。(『オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ』、サントリー美術館、2016年)
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