いろえ かきもん おおざら
くっきりとした十弁花形の堂々とした大皿です。四季の花丸文は輪郭線を染付の青で描き、色絵の赤・黄・緑と金彩で明るく軽やかに彩っています。裏文様もとても丁寧に描いておます。古伊万里金襴手と鍋島の特徴が混在する希少な作例です。イギリスの貴族の館「オードリー・エンド・ハウス」に類品が所蔵されています。しかし、本作は日本に伝世した品という情報があります。海外と日本の両方に流通した例と言えます。(『リニューアル・オープン記念展Ⅲ 美を結ぶ、美をひらく。美の交流が生んだ6つの物語』、サントリー美術館、2020年)
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