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コレクションデータベース

二福神文真形釜

にふくじんもんしんなりがま

制作地・様式
筑前・芦屋
数量・員数
一口
形状・材質技法
寸法(単位cm)
高17.0 口径13.3 胴径27.4 幅(鐶付)28.0 口高1.9
制作年代
室町時代   15世紀

福岡県の遠賀川河口に位置する芦屋では、鎌倉・南北朝時代から鋳物が始められたと考えられ、その端正な真形の姿と滑らかな鉄肌、美しい文様が賞玩された。本作も芦屋釜に典型的な真形であるが、やや丈が低く横幅がある。肩上の八方に擂座を置いて帯を廻らし、霰地の二方に円窓を設ける。肩から腰にかけての霰地は整然として柔らかく、きめ細かく滑らかな肌は、俗に鯰肌と呼ばれる。霰地に円形や方形の窓を設けて文様を表す形式は、芦屋釜でよく見られるものである。(『サントリー美術館プレミアム・セレクション 新たなる美を求めて』サントリー美術館、2018年)

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