かさねかくにごさんのきりもん かいおけ かいづくし もよう つつがき ふとんじ
《重角に五三桐紋茶道具模様筒描蒲団地》(染織74-74)と同じ家紋を中心にあしらった組の蒲団地。貝桶に貝尽の模様からは、女の子の幸せを祈ってあつらえられたことが想像される。対の蒲団には茶道具尽があしらわれ、しっかりとたしなみを身につけて将来幸福になることが願われているのであろう。茶の湯が女子のたしなみとして普及した近代の時代性をうかがわせる。(『おもてなしの美 宴のしつらい』サントリー美術館、2010年)
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