制作地・様式

肥前・有田/伊万里焼・柿右衛門様式

数量・員数

一合

形状・材質技法

磁器・色絵

寸法（単位cm）

蓋径31.3　口径30.5　高台径14.5　高30.3

制作年代

江戸時代   17世紀後半   1660年代～1680年代

　大型の色絵の蓋付鉢で、蓋の縁がやや鍔状になり、甲が盛りあがり、頂部に平たい円盤状のつまみが付く。胴部はやや上に広がり、高台はわずかにすぼまっている。蓋には、つまみの周囲に赤で七宝つなぎ文様の帯を、縁には細かい列弁文様の帯をめぐらせ、その間に黒の輪郭線と明るい赤、黄、緑、青の上絵で、牡丹を中心とした草花を、雲や幔幕、欄干や、露台を交えて描く。また、身にも蓋と同じ文様を描いている。（『IMARI／伊万里　ヨーロッパの宮殿を飾った日本磁器』サントリー美術館ほか、2014年）