いろえ あきくさもん へい
細い頸は中程を締めて口縁を端反りとし、肩を盛り上げ、胴は僅かにすぼませながら直線的に底に至る。板造りによる成形で、頸の半ば以下を六角の面取りとする。氷柱状の境を作って胴半ば以上に薄瑠璃釉を掛け、胴下半は白地を残す。口縁に金彩を施し、頸裾に黒の六弁花を巡らし、更に外側に赤の六弁花を巡らせて、花弁に花唐草を描く。面取の胴を氷柱状に区画した類似の素地が上南川原窯(佐賀県有田町)から出土しており、薄瑠璃釉との掛け分けも元文(1736-41)頃の同窯の皿に例があることから、同窯の製品と見られる。(『日本のやきもの千二百年 奈良三彩から伊万里・鍋島・仁清・乾山』サントリー美術館、2001年)
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