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コレクションデータベース

色絵家形丁子風炉

いろえ いえがた ちょうじぶろ

制作地・様式
京都/京焼・古清水焼
数量・員数
一個
形状・材質技法
陶器・色絵・金彩
寸法(単位cm)
幅24.9 奥行22.2 高31.4
制作年代
江戸時代   18世紀

 茅葺の二階家を象ったいわゆる丁子風炉で、厠などで丁子(クローブ)の皮を煎じ、芳香で臭いを消すための道具である。一階と二階が分かれ、屋根の頂部が蓋となり、一階の風炉に火を入れ、二階の釜で丁子を煎じる。一階四面には柴垣が巡って菊が咲いて蔦が這い、二階四面にも菊や撫子・桔梗等の秋草が咲く。屋根の苔、黒木の柱、網代戸など佗びた数寄屋の意匠に、飾り金具の付いた欄干、扇形の窓、軒下の茄子形の鐶付など、淡黄地に緑・青・金の彩りも相俟って、空想的な華やかさを漂わせる。(『日本のやきもの千二百年 奈良三彩から伊万里・鍋島・仁清・乾山』サントリー美術館、2001年)

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