びんがたぎれ みずいろじ ゆきわ しだれざくら に しょうぶ もよう
雪輪を主体として、周囲に枝垂桜や菖蒲がうねるように伸びている。通常の植物の姿とは異なり、空間を埋めるように考えられた意匠と思われるが、不思議な感覚の世界である。雪輪には松皮菱が入れられ、複数の細かい模様が抜かれている。類似模様の衣裳に、「浅地雪輪枝垂桜に菖蒲模様衣裳」(松坂屋コレクション)がある。『沖縄復帰40周年記念 紅型 琉球王朝のいろとかたち』、サントリー美術館、2012年)
作品名、作者名、制作地・様式などのキーワードで収蔵品の検索ができます