みずさし は
大きな葉を水差形に巻いたように形作られている。素地は一種類の透明ガラスで、吹きガラスの後、エングレーヴィングのみで丹念に仕上げたシンプルなデザインで、ずっしりと重い。フランス・ナンシー派美術館に、同様の葉をテーマに形状と意匠を統一した皿が所蔵されている。おそらくこの水差とセットか、シリーズで作られた可能性が高い。一枚の葉の自然の姿を器に見立てていることや、重厚な手取りと力強い彫りの印象が、清朝ガラスを念頭に制作された可能性を窺わせる。(『 ガレも愛した―清朝皇帝のガラス』、サントリー美術館、2018年)
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