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コレクションデータベース

菊唐草蒔絵化粧具揃

きく からくさ まきえ けしょうどうぐ ぞろえ

数量・員数
一具(九箱)
寸法(単位cm)
(羽黒箱)幅12.3 奥行14.4 高14.1 (鍍金箱)幅9.6 奥行39.5 高9.1 (毛垂箱)幅22.5 奥行6.2 高6.9 (櫛台)幅3.2 奥行22.1 高32.1 (耳盥)幅34.0 口径26.6 高14.1 (嗽嗽茶碗)蓋径15.5 身口径15.1 総高10.6 (台輪)径28.6 高11.5 (大柄鏡箱)径26.2 長36.8 厚2.8cm (小柄鏡箱)径20.0 長29.5 厚2.1 (鏡立)幅22.0 奥行21.7 高52.0 (手拭掛)幅64.5 奥行24.3 高59.3
制作年代
江戸時代   18世紀前半

整髪に用いる櫛や櫛台、鏡や鏡立、白粉に用いる白粉刷毛、お歯黒に用いる耳盥や渡金などの化粧道具のセット。江戸時代には、化粧道具は、文房具・遊戯具・香道具・飲食具などとともに婚礼道具として揃えられ、特に大名家などでは豪華な道具が揃えられた。本品も婚礼調度の一部であろう。漆工品は梨地に金銀の蒔絵で菊唐草文を表わし、銅製鍍金の道具は魚々子地に蹴彫で菊唐草などを表している。柄鏡に作者銘が見える田中伊賀守吉次は、『京羽二重』など17世紀後半から18世紀前半の地誌類に見え、この化粧具揃も18世紀前半頃の製作と思われる。(『日本を祝う』サントリー美術館、2007年)

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