ちょう まきえ こうごう
長方形、合口造(あいくちづくり)、甲盛(こうもり)を持つ小箱で、長方形の形状からもとは手箱の内容品の「歯黒箱」であったと考えられる。蓋は塵居(ちりい)を廻らせ、蓋と身の口縁に置口(おきぐち)をつける。総体を黒漆塗とし、地蒔きをほどこした上に蒔絵を主体として文様を表す。《蝶蒔絵香合》は、様々な角度からの蝶を描く。美しく、神秘的でもある蝶は、公家の装束などに用いられる有職文様として、また吉祥文様として古来用いられてきた。このように見ると、香合の意匠には吉祥文様が多く、付属する手箱とともにハレの調度としての性格が示される。(『リニューアル・オープン記念展Ⅰ ART in LIFE, LIFE and BEAUTY』、サントリー美術館、2020年)
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