かざりだな らくじつ
おそらく壁掛け用の棚であるこの家具にはヴァリエーションがあり、類例がオルセー美術館にも所蔵されている。下部の画面には、水平線んに沈みゆく太陽が配されるが、上段の背板、そして棚の支柱などは、徹底して芥子の実がモティーフとしてデザインされている。ガレは、「自然を装飾モティーフとする現代家具」という1900年のエッセイにおいても、「葡萄の株からテーブルの脚を引き出し」、「昼顔の萼や花筒や花びらから、壁に括り付けの小机やテーブルの脚が引き出されている」と述べ、自然の形がそのまま家具の構造となることを語った。(『オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ』サントリー美術館、2016年)
作品名、作者名、制作地・様式などのキーワードで収蔵品の検索ができます
2024年 1月
2024年 2月
2024年 3月
2024年 4月
2024年 5月
2024年 6月
2024年 7月
2024年 8月
2024年 9月
2024年 10月
2024年 11月
2024年 12月
2025年 1月
2025年 2月
2025年 3月
2025年 4月
2025年 5月
2025年 6月
2025年 7月
2025年 8月
2025年 9月
2025年 10月
2025年 11月
2025年 12月