かき まるたごん・りりー
やや緑がかった透明ガラスに、部分的に金属酸化物をまぶしつけて赤く発色させた後、マルタゴン・リリーの花を彫り描いている。まわりの草花文様は、酸腐蝕(エッチング)で彫られている。マルタゴン・リリーは俯いて咲くユリ科の花で、ヨーロッパに広く分布する。ナンシー派美術館にも、マルタゴン・リリーを同様の手法で発色させた花器が所蔵されている。上下に見られる帯状のガラス紐は、中世ヨーロッパの森林地帯で作られた日用的なガラス器によく見られた伝統的な装飾である。(『オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ』サントリー美術館、2016年)
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