かき こだち
背の高い器に、奥深い森林の様子が再現されている。ブロンズ製の台座も枯葉がパターン化されており、全体を同一のテーマで纏め上げている。「花器「木立」」(ガラス537)とほぼ同様のデザインだが、こちらの器に見られる森は木々が生い茂り、幹にも躍動感が漂う。木立から垣間見られる空も澄んだ青色をしており、色彩のコントラストも著しい。樹木に見られる油染みのような風合いは、ガレが1898年に特許申請した「パチネ」技法で、故意にガラスを失透させる手法である。ガラスにおけるガレの表現は、確実に幅を広げていった。(『オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ』、サントリー美術館、2016年)
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