かき ぼみえ
胴部に尾っぽの形をし、長く垂れ下がった花の様子を彫り描いた花器。この花はボミエと言い、ポプラに似た柳科の木とのことである。エッチングによって梨地状の房形の花とその輪郭を浮彫りにした後、細部をエングレーヴィングによって彫り込んでいる。ガレはしばしば、彫りによってモティーフが強調されるよう、部分的に金属箔を挟み込んだが、この器にもその効果を利用した。そのため、房形の花は所々オレンジ色の光を放っている。1895年に類例(オルセー美術館蔵)が国家に買い上げられた際に、ガレ自身が献辞した文章が『ラ・プリュム La Plume』誌(1895年11月号)に掲載された。(『オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ』サントリー美術館、2016年)
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