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コレクションデータベース

栓付瓶「ヴェロニカ」

せんつきびん う゛ぇろにか

作者
エミール・ガレ
制作地・様式
フランス アール・ヌーヴォー様式
数量・員数
一合
寸法(単位cm)
胴径7.1 総高14.6
制作年代
19世紀   1892年

 清楚なヴェロニカの花をモティーフとし、実の形を器形とした栓付瓶である。ガレの《模玉ガラス栓付瓶》(ガラス555-35)とは身の形やサイズともに非常に似通っているため、中国の鼻煙壺の形がこの栓付瓶の形の着想源となったことを物語っている。ガレは1892年の国民美術展に同モデルを出品しており、その際、作品解説の中で、この瓶の素地が硬玉からインスピレーションを受けていることを、以下のとおり綴った。「青紫色の小花が穂になってつく清楚な花ヴェロニカをテーマとした香水瓶。器『ヴェロニカの実―三弁文様の小瓶。植物の種のう上にふくらまされ、緑色の萼がつき、上には花柱に見立てた蓋も付いています。はかない花冠のひとつが茎より落ち、半透明のシミを作っています。ごく小さな文字で、ピエール・デュポンの“ヴェロニカの歌”の、霊妙な詩の一節が彫られています。ヴェロニカ…小さな花を求めて世の煩わしさの中を行く、純真な人たちのために』」。異国の美術の要素を巧みに利用し、自国の文化と自身の造形に溶け込ませて、独自の世界を作り上げた好例と言えよう。(『ガレも愛した―清朝皇帝のガラス』、サントリー美術館、2018年)

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