もすくらんぷ ふう かき こうもり からくさ
ガレの作品にイスラム風の造形が現われるのは、おもに1884年から1889年あたりである。本作品は、イスラムのモスク寺院に掲げられるランプの形に影響を受けた花器。実際のモスクランプには、コーランから光に関する一節がアラビア語で絵付されている場合が多いが、ガレはイスラム風の文字でフランス語による詩文を記した。形態はモスクランプ風だが、東洋的な蝙蝠文様や、ガレならではの詩文とのコラボレーションが見られ、異文化を取り入れながら、自らの作風にしていく特長をよく表わしている。1889年パリ万博の出品解説書に、ほぼ同様の作品についての解説がある。(『オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ』サントリー美術館、2016年)
作品名、作者名、制作地・様式などのキーワードで収蔵品の検索ができます
2024年 1月
2024年 2月
2024年 3月
2024年 4月
2024年 5月
2024年 6月
2024年 7月
2024年 8月
2024年 9月
2024年 10月
2024年 11月
2024年 12月
2025年 1月
2025年 2月
2025年 3月
2025年 4月
2025年 5月
2025年 6月
2025年 7月
2025年 8月
2025年 9月
2025年 10月
2025年 11月
2025年 12月