つぼ かいがら かいそう
貝や海藻などの海の生物を付した器。まるで太古の壺が海中より引き上げられたような印象を与える。立体的に溶着された巻貝や二枚貝、ヒトデは、壺の表面に化石化して貼り付いているようだ。口周辺に見られる一種の燿変は、壺の風化した風情を醸し出しているが、マルケトリと同様、1898年に特許申請したパチネによるもの。1900年頃の作品によく見られる表情で、ガラスの表面を濁らせたり、曇らせたりするのに使われる。類例が数点確認されており、本作品には基底部に数字の「4」が、飛騨高山美術館所蔵作品には「1」が線彫されている。(『オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ』サントリー美術館、2016年)
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