かき くさばな
細かい気泡の入った素地ガラスに淡青色ガラスを被せた胴部中央に、すらりと茎を伸ばす蘭らしき花を象嵌した花器。底部には濃青色のガラスで、分厚い葉が熔着される。類例が1900年万博会場内の「孤独の憩い」と題されたショーケースを写した写真に確認される。ガレの小冊子によれば、このケースには、フランスの現代詩人の詩をテーマにした森の植物をあしらった花器類が展示されたという。写真上の類例には、「夜の終わりの幻影 ヴェルレーヌ Des visions de fin de nuit Verlaine」との銘があったが、本作品には、ヴィクトル・ユゴーの象徴詩が刻まれている。(『オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ』サントリー美術館、2016年)
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