せんつきびん こうもり けし
羽根を広げる蝙蝠と、芥子の花を題材にした細長い頸の栓付瓶。この作品は、1892年にロベール・ド・モンテスキューの詩集『蝙蝠』が発行されたのを記念して制作された。ガレはモンテスキューと1889年のパリ万博で出会い、創作のインスピレーションに役立つよう、できたばかりの詩を送ってもらっていたらしい。ふたりはたびたび協力しあって、ガラス器と家具を制作した。この瓶の頸には、詩集『蝙蝠』からの二行詩が、下から上へと刻まれている。モティーフとなった夜や闇を象徴する蝙蝠と、眠りを助ける芥子の花は、退廃的な闇夜の世界を想起さあせ、詩文が一層これを強調させている。(『オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ』サントリー美術館、2016年)
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