かき しだれは
大きな葉が枝垂れる様子が彫り描かれた花器。単色で表わされたシンプルな造形だが、丹念に彫られた葉文様の陰にはプラチナ箔が封入され、静かな光を放っている。ナンシー派の画家ヴィクトル・プルーヴェは、机の前でガラス作品の構想を練るガレの姿を油彩画に残した。その画面には、ガレの傍らにこの花器とほぼ同形で水色の花器が登場し、花が生けられた姿で描かれている。この端正な形の花器は、素地を変え、モティーフを変え、長年にわたって作られた。ガレの死後生産された量産品にも登場する。(『オルセー美術館特別協力 生誕170周年 エミール・ガレ』サントリー美術館、2016年)
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