ぎやまんほり たんぽぽ に ちょうもん きゃくつき はい
「ギヤマン彫り」とは、柘榴石やダイヤモンドなど、硬い石を尖端につけた工具を使用し、ガラスの表面を引っかいて文様を付ける技法。元はローマン・グラスやイスラム系のガラスにも使用された装飾法で、次第に和ガラスにも使われたと考えられる。ギヤマン彫り脚付杯は、短いステムをもち、ティア・ドロップが入っていることが多い。こうした杯は、掌の中で哀願されたに違いない。(『和ガラス 粋なうつわ、遊びのかたち』、サントリー美術館、2010年)
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