ばらすたー すてむ ごぶれっと
脚部の形状から、「三つのボタンのガラス」と呼ばれるゴブレット。17世紀、こうした装飾は、ネーデルラントでも、リール、リエージュあたりの工房が得意としたとする記述が残っている。またドイツ製で、同じ形状のステム・ゴブレットが見られる。17世紀ネーデルラント絵画上にも、ステムに凝った多様なゴブレットが登場し、使用時の様子を窺い知ることができる。(『あこがれのヴェネチアン・グラス―時を超え、海を越えて』、サントリー美術館、2011年)
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