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コレクションデータベース

レーマー杯

れーまー はい

制作地・様式
オランダ
数量・員数
一口
寸法(単位cm)
口径15.0 高26.0
制作年代
17世紀

  レーマー[Römer]の語源には幾つかの説がある。今のところ、元来この杯が作られたライン河下流地域の言葉で、「称賛する、祝福する」を意味するroemenから転化し、式典や乾杯の際に使用した酒器だったとする説が有力である。レーマー杯は、もともとライン河、モーゼル川流域で作られた白ワインを飲むための器。ドイツに始まり、その後オランダなどにも普及した。民衆が日常使いする様は、17世紀のオランダ風俗画にも度々現れる。中世の土俗的なガラス器より派生し、丸型のボウルに太い脚部、末広がりの台座という典型的な形態に定着したのは、17世紀頃のこと。今なお基本的な形態を変えぬまま生産されている。脚部に付された突起装飾(プランツ)は、シュタンゲングラス(ガラス419)と同様に、食肉油まみれの手で握る際の滑り止めとして発展した。ガラス419のように尖ったもの、レーマー杯(ガラス333)に見られる平坦な滴状のものから、本作に熔着されているラズベリー状へと徐々に姿を変えている。(『ガラスの酒器・ヨーロッパ―ローマン・グラスからアール・デコまで』、サントリー美術館、2003年)

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