うんすんかるた まきえ たんざく ばこ
蓋面に五種類のウンスンカルタを配した短冊箱。ウンスンカルタは、ポルトガルからもたらされた「南蛮カルタ」をもとに日本で考案した天正カルタをさらに改良し、元禄年間(1688~1704)頃生み出されたカルタとされる。もともとが舶来品である天正カルタやウンスンカルタは、異国情緒を呼び起こす流行のデザインとして、近世初期の工芸意匠にしばしば用いられた。(『リニューアル・オープン記念展Ⅰ ART in LIFE, LIFE and BEAUTY』、サントリー美術館、2020年)
作品名、作者名、制作地・様式などのキーワードで収蔵品の検索ができます