れーす・がらす あしつきはち
本作品のレース文様は、ヴェトロ・ア・レティチェッロ(vetro a reticello 網目文様)と呼ばれる。右巻き、左巻きに平行するレース文様の素地を一枚ずつ用意し、重ね合わせることで格子文を作る。各々の格子には、ひとつずつ気泡を封入する。レース文様の中でも、最も難しい技術を要する文様だ。まさに超絶技巧の極みと言っていいだろう。シンプルだが細やかなレース文様と気泡が織り成す軽快な仕上がりが、ヴェトロ・ア・レトルティ(vetro a retorti 捻れ文様)とはまた異なる風情を醸し出している。(『あこがれのヴェネチアン・グラス―時を超え、海を越えて』、サントリー美術館、2011年)
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