三ツ組盃は、おめでたい席で三三九度などに使い、人生をともにすることを誓い合う場面に登場してきた酒器だ。日本では江戸時代に入り、17世紀後半頃から、ガラス器の生産が活発になった。分厚いガラスを要するカットガラス(切子)は、19世紀に入り、徐冷技術が体得されてから可能となった。文献資料によると、江戸で切子が施されるようになったのは、天保5年(1834)のことで、ガラス問屋加賀屋の文次郎という者が始めたという。(『Drinking Glass―酒器のある情景』サントリー美術館、2013年)
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