世界的文化遺産である弦楽器名器を保全し、次世代に継承するとともに、貸与活動を通して音楽家の育成、クラシック音楽の発展に貢献することを目的として、2018年春から当財団所蔵楽器の演奏家向け貸与をスタートしました。
3歳よりヴァイオリンをはじめ、梶田昭、伊達良、桐朋学園「子供のための音楽教室」では鈴木亜久里に、後に海野義雄の各氏に師事。1997年パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール(イタリア)において、史上最年少13歳で入賞後、日本音楽コンクール、モスクワ・パガニーニ国際ヴァイオリンコンクール優勝など数々の賞を受賞。2003年パリに移り、ジェラール・プーレ氏に師事。2004年からはオランダ・マーストリヒト音楽院とキジアーナ音楽院でボリス・ベルキン氏に師事し、(公財)ロームミュージックファンデーション、(一財)ヤマハ音楽振興会の奨学生として修士課程を修了。2008年「出光音楽賞」受賞。
これまでにチョン・ミョンフン、ロベルト・ベンツィ、ユーリ・バシュメット、エリアフ・インバル、ハンス=マルティン・シュナイト、小泉和裕、小林研一郎、広上淳一ら著名指揮者をはじめ、日本国内の主要オーケストラはもとより、モスクワ国立交響楽団、ケルン放送管弦楽団、リンブルフ交響楽団(オランダ)、リエージュ王立フィルハーモニー管弦楽団、ビルバオ交響楽団、台北市立交響楽団等の海外オーケストラとも多数共演。室内楽の分野でもヨーロッパ・日本を中心に活躍中。
神奈川県出身。
第11回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞、第9回ルーマニア国際音楽コンクール弦楽器部門第1位、併せて全部門最優秀賞、ルーマニア国立ラジオ局賞を受賞。読売日本交響楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団等と共演。韓国GMMFS、プロジェクトQ、ヴィオラスペース、小澤国際室内楽アカデミー奥志賀、ゆらぎの里ヴィオラマスタークラス、パブロ・カザルス音楽祭、ヴェルビエ音楽祭等で研鑽を積む。JTが育てるアンサンブルシリーズ、宮崎国際音楽祭、武生国際音楽祭、題名のない音楽会、NHK-BSクラシック倶楽部、NHK-FMリサイタル・ノヴァ、CHANEL Pygmalion Days室内楽シリーズ出演の他、著名なアーティストと多数共演。現代音楽作品の発表では、平義久没後10周年記念演奏会、三瀬和朗作品の夕べ、桐朋学園作曲家作品展などに出演。
桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部を卒業後、現在はパリ・エ コール・ノルマル音楽院にてブルーノ・パスキエ氏に師事。これまでに橋本都恵、井上淑子、藤原浜雄、鈴木康浩、岡田伸夫の各氏に、また室内楽を原田幸一郎、毛利伯郎、三上桂子、藤井一興、 山崎伸子、磯村和英の各氏に師事。2015年度宗次エンジェル基金奨学生、2015、2016年度ロームミュージックファンデーション奨学生、第47回江副記念財団奨学生。エール弦楽四重奏団、ラ・ルーチェ弦楽八重奏団メンバー。