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88ポインセチアの冬越し

ポインセチアの冬越し

冬の花と言えばポインセチア

冬の季節になるとお店などでよく見かけるポインセチア。ポインセチアを見ると冬が来たな~って感じることがありますね。
鉢植えのポインセチアを買ったけど、管理の仕方がわからない。どうやって管理していけば長生きするんだろう?ポインセチアを元気に育てていけるような管理方法をご紹介します。


目次
ポインセチアの基本特性
ポインセチアの育て方:冬の基本
病害虫対策と健康的なポインセチアの育成
ポインセチアの寒さ対策
ポインセチアの冬の管理方法
ポインセチアが花が咲かない&苞が赤くならない理由とは?
ポインセチアの葉がしわしわなった時どうすればいい?
プリンセチアってどんな花?
リビングや玄関にぴったりのプリンセチアアレンジメント

ポインセチアの基本特性

赤のポインセチア

冬の代表的な植物であるポインセチアは、鮮やかな赤やピンク、白の苞(ほう)と緑の葉のコントラストが特徴的な観葉植物です。クリスマスの装飾として長く親しまれ、「クリスマスフラワー」とも呼ばれています。
ポインセチアといえば、真っ赤な見た目が魅力的ですが、赤や白に色づいた葉のような部分はお花ではありません。苞(ほう)と呼ばれる特殊な葉で、お花は苞の中心にある黄色い部分です。お花の部分は非常に小さいですが、苞の色や形にインパクトがあり多くの人々を魅了します。鮮やかに色づく寒い季節はポインセチアにとって休眠期にあたり、春から秋にかけて成長期を迎える植物です。

ポインセチアの歴史と季節ごとの魅力

ポインセチアはメキシコ原産の植物でクリスマスのシンボルとして長い歴史があります。その鮮やかな赤色の苞は、冬の寒い季節に暖かさをもたらしてくれるようですね。春には新しい芽が出て、夏には日差しを受けて葉が育ち、秋にはしっかりとした苞の色づきが楽しめます。季節ごとに異なるポインセチアの魅力を知り、育てる楽しみが増えるでしょう。ポインセチアの魅力は、目で見るだけでなく、育てる楽しみを通じて感じることができます。手間をかけて育てた花が美しく咲いたときの喜びは、何事にも代えがたいものですよね。特に冬の寒い時期に、ポインセチアの赤い苞が部屋を暖かく彩る様子は、心まで温めてくれるでしょう。

初心者でも安心!ポインセチアの育成

ポインセチアは比較的育てやすい植物です。明るい間接光を好み、室温が15℃以上あれば元気に育ちます。適切な環境を整えることで、ポインセチアは長く健康で美しい姿を保てます。初心者でもポインセチアを育てることは決して難しくありません。
基本的なお手入れ方法や育て方のコツを押さえれば美しく色付かせることができます。初心者の方も安心して育てられるよう、育て方をご紹介します。育成の成功は、適切な環境と日々の観察にかかっています。葉の色や形の変化を楽しみながら、育ててみてください。

ポインセチアの基本データ

原産国

メキシコの山地

科・属名

トウダイグサ科ユーフォルビア属

形態

低木

草丈/樹高

10~60cm

耐寒性

弱い

耐暑性

やや弱い

花色

赤、ピンク、白

開花時期

11月~1月

ポインセチアの育て方:冬の基本

ポインセチアを長く楽しむための水やりのコツ

ポインセチア冬の栽培環境

ポインセチアは寒さに弱く、冬でもできれば15℃、最低でも10℃は保った環境で育てましょう。 10℃を下回ると葉が落ちてしまいますので、室内で適切に管理しましょう。

水やりのコツ

ポインセチアを長く楽しむための水やりのコツ

時間帯は、朝~午前のうちに済ませます。できれば細口の水差しで行い、株元から土全体に水が行き渡るように優しく与え、底から水が流れ出ているかも、しっかり確認してください。冬は休眠期に入るので水を吸う量がとても少なくなります。 冬の時期は土が乾くまでには2、3日はかかります。根腐れを予防するため冬は乾燥気味に育てましょう。水分が多すぎると根が腐って枯れてしまう原因になるので注意しましょう。

冬場は鉢の土が乾いてもすぐに水やりを行わず3~4日空けてからたっぷり水やりをし、土壌の乾燥具合と葉の状態を注意深く観察し、必要に応じて適切な水やりを行いましょう。

水やりができているかの確認方法

土を指で触ってみて確認してみましょう。 ポインセチアに適切な水やりを行っているかを確認する方法の一つは、土を指で触ってみることです。土壌の湿度を手で感じることで、水分の状態を把握することができます。指で土の表面に優しく触れてみてください。土が湿っていて指に少し濡れた感じがする場合は水分が十分に供給されているため、水やりは必要ありません。

肥料の与え方

ポンセチアの鑑賞期である冬は、ポインセチアの成長が止まる休眠期でもあるので肥料は与えません。ポインセチアが成長する、5月から10月は肥料を与えましょう。

病害虫対策と健康的なポインセチアの育成

プリンセチア

病害虫対策:ポインセチアを健康に保つ秘訣

ポインセチアの健康を保つためには、病害虫対策が欠かせません。葉に斑点が出始めたら、早めに乾燥した場所に移動し、必要に応じて農薬を使用します。これらの対策をすることで、ポインセチアは美しい状態を長く保つことができます。また、定期的な葉のチェックと適切な手入れが、植物の健康維持に重要です。定期的な観察と迅速な対応が、ポインセチアを守る最良の方法です。病害虫の対策をしっかり行うことで、ポインセチアは長く美しい姿を見せてくれるでしょう。

よくある病害虫とその対策法

灰色かび病
ボトリティス菌というカビ(糸状菌)が原因で発生する病気です。
症状: 枯れた葉先が主な伝染源となり葉や茎に灰色のカビが発生し、葉が枯れて落ちる。
対策: 風通しの良い場所で育て、葉が茂りすぎないように適度に剪定します。

すす病
アブラムシが大量に発生し、株が生育が阻害され、アブラムシの排泄物にカビが発生してすす病を発病します。
症状:葉や茎が黒くなり、上手く光合成ができなくなります。
対策:すす病の黒いカビを落とすには水で洗いながらティッシュペーパーや歯ブラシなどで擦る。

オンシツコナジラミ
成虫は体長1~2㎜で、体色は白く、翅を持っていて植物の周囲を飛び回ります。
症状:葉の裏に発生し、植物の周囲を飛び回る。そこから養分を吸い取り、成長を阻害する。
対策:粘着テープや薬剤で成虫を取り除きます。コナジラミは黄色のものに引き寄せられると言われており、黄色い粘着テープを置いておくと効果があると言われています。

カイガラムシ
白いロウ状や綿状のもので茎や葉を発生したところを白く覆い、この中に卵があることもあります。
症状:茎や葉の付け根に発生し、植物の成長を阻害する。
対策:テープで取るまたはピンセットや歯ブラシで取り除きます。

アブラムシ
成虫、幼虫ともに葉の裏に密集して吸汁します。アブラムシには複数の種類があり、種類によって体色や大きさは様々で、緑色や赤褐色、黒色などをしています。
症状:葉の裏に密集して吸汁し、すす病を引き起こすことがある。
対策:粘着テープや薬剤で取り除きます。

健康的なポインセチアの育成

風通しがよい環境で、施肥管理や水やりに注意しながら育てることが、ポインセチアを健康に育てるための基本です。万が一病気に感染した場合には、症状に合わせて適切に葉の除去や株の抜き取りを行ってください。

ポインセチアの育て方や長く楽しむ管理方法をご紹介しています。こちらからご覧ください。

ポインセチアの寒さ対策

ポインセチアは秋から冬にかけてお店に並び始める植物なので、寒さに強い植物と思われがちですが、実は寒さにとても弱い植物で、冬の時期はポインセチアにとって休眠期になります。冬の時期は室内で適切に管理しましょう。

ぞれでは、冬のポインセチアの育て方や寒さ対策についてご紹介します。

プリンセチア

ポインセチアの冬の管理方法

冬のポインセチアの温度を管理する上でエアコン等の暖房機器を使うと思いますが、そのとき直接風がポインセチアに当たらないように注意してください。直接風が当たると乾燥して枯れてしまう可能性があるので、置き場にも気をつけましょう。

冬の時期の置き場所

ポインセチアの原産地はメキシコで、年間を通して比較的暖かい地域で育っていた植物なので寒さに弱いです。冬は室内に置きましょう。室内の置き場所は、窓の近くだと温度が下がるので避けた方が良いのですが、光が当たらない場所に置くと今度は光合成ができなくなって枯れてしまいます。
窓から少し離れた位置で、日中は太陽の光も当たるところが良いです。室内栽培の場合、窓際に置くとカーテンで擦れてしまうので避けてください。ポインセチアの葉は繊細で、モノに当たって 葉に傷が出来ると傷の部分が黒く変色します。

冬越しのポイント

①水やりをやりすぎない(冬季の水やりは控えて乾燥気味に育てる)
②日光に良く当てる(日中は日当たりの良い場所で管理し、夜間は寒くない場所に移す)
③温度に気を付ける(ストーブやエアコンの温風が直接当たらないところで管理)

適切な時期の剪定方法

花が終わったら赤い葉も緑色に戻ってきます。春先の新芽に備えて3〜5月頃に思い切って半分〜3分の1程度に剪定しておきましょう。ポインセチアの剪定は、春から初夏にかけて行います。成長が始まる前に、古い枝や弱い枝を剪定することで、新しい枝が伸びやすくなります。剪定を行う際は、清潔なハサミを使用し、枝を2~3節残して切り戻します。

ポインセチアの花が咲かない&苞が赤くならない理由とは?

ポインセチア(プリンセチア)

ポインセチアはメキシコ原産の植物とお話しましたが、「1日の日照時間が12時間以下にならないと花を咲かせない」という性質があります。原産地と同じような環境にしてあげないと、いつまでたってもポインセチアが冬の到来に気づかないまま開花期を過ぎてしまい花が咲かない、そして赤くならないということがあります。9月以降は光の当たる時間を調節してあげることが重要です。

ポインセチアを赤くするには?

ポインセチアは1日の日照時間が12時間以下になると花芽をつける「短日植物」です。ポインセチアを色づかせるには短日処理が重要です。10月下旬から花芽分化が始まります。段ボール箱などで覆って人工的に日照時間を短くする(短日処理)と、花芽を早くつけさせることができるので、早くから色づかせて楽しむことも可能です。冬の日照時間と関係しています。
この短日処理を行うのは、9月~11月の間。気温を15℃程度に保ち、だいたい2ヶ月くらいしっかり色づくまで行いましょう。

ポインセチアの「短日処理」の方法

ポインセチアの「短日処理」の方法
5月~6月頃に切り戻し
ポインセチアの「短日処理」の方法
夜はダンボールなどで人工灯の光を遮ります

9月上旬頃から約2ヶ月間、毎日かかさず夕方5時頃から朝8時頃までダンボールをかぶせるなどして、光を完全に遮り暗くします。 色づくまでの間は、15℃を下回らないようにするとよりきれいに仕上がります。温度が低くなると苞が小さくなったり、色づきが遅れたりすることがあります。 室内灯や街灯などの人工灯に影響されない自然日長下であれば、11月下旬から12月上旬頃に、美しく色づきます。

ポインセチアの葉がしわしわなった時どうすればいい?

葉がしわしわポインセチアの

冬の時期には上の写真のようにポインセチアの葉がチリチリとしたり、しわしわになることがあります。そうなる原因と対策を説明します。

ポインセチアの葉がしわしわになる3つの原因と対策

①寒さ>>

ポインセチアは熱帯植物であり、10℃以下の低温に弱いです。低温にさらされると葉がしわしわやチリチリになってしまうことがあります。

【対策】ポインセチアを15℃以上の室温が保たれる場所に置くようにしましょう。冷たい窓際や玄関などは避け、暖かい場所に置くことが大切です。

②乾燥>>

冬は室内の湿度が低くなりがちです。暖房器具の使用により空気が乾燥し、葉が乾燥してチリチリになることがあります。

【対策】部屋の湿度を50~60%程度に保つように加湿器を使用するか、葉に霧吹きで水をかけると良いでしょう。

③水分不足>>

冬でも適切な水やりが必要です。水分が不足すると葉がしおれたり、乾燥してしまうことがあります。

【対策】土の表面が乾いたらしっかりと水を与えましょう。ただし、過剰な水やりも根腐れの原因となるため注意が必要です。鉢の底から水が流れ出るまで水をやり、その後余分な水は捨てるようにしましょう。

水やり方法

ポインセチアを長く楽しむための水やりのコツ
(1)水が葉にかからないようにし、鉢底から流れ出るまでたっぷりあげます。
ポインセチアを長く楽しむための水やりのコツ
(2)鉢底から流れ出る水をきります。

プリンセチアってどんな花?

プリンセチア

プリンセチアは2009年にサントリーフラワーズが一般的なポインセチアより丈夫で長く楽しめるように品種改良したポインセチアの一種で、多くのポインセチアと同様ユーフォルビア属の植物です。ポインセチアの代表的な色と言えば「赤色」ですが、プリンセチアの代表的な色は「ピンク色」です。 プリンセスのティアラのような愛らしい見た目と、ピンクなど可愛い色合いが人気です。

プリンセチア 冬の育て方とお手入れポイント

プリンセチアの育て方は基本的にはポインセチアと同じですが、耐寒性が高いため、冬の管理が少し楽になります。夏の間は直射日光を避け、適度な湿度を保つことが大切です。水やりや肥料の管理もポインセチアと同様に行います。プリンセチアも短日植物であるため、色づかせるためには秋から冬にかけての短日処理が必要です。

リビングや玄関にぴったりのプリンセチアアレンジメント

寄せ植えウインティ
寄せ植えウインティライムグリーン
切り戻したウインティ花瓶に飾る
寄せ植えウインティ
寄せ植えウインティライムグリーン
切り戻したウインティ花瓶に飾る

プリンセチアはその色彩豊かな苞がインテリアに最適です。小さな鉢に入れたプリンセチアを窓辺やテーブルに置くことで、空間に華やかさをプラスしてくれます。植物の配置や組み合わせを工夫することで、より個性的な空間を作り出すことも季節ごとに異なるアレンジメントを楽しむことができまるのでおすすめです。育てたプリンセチアをインテリアに取り入れてみませんか。

冬のお手入れをご紹介しました。夏のお手入れも少し手間のかかる作業ですが、適切に管理をして育てることで、来年のクリスマスシーズンに再び美しい姿を楽しむことができます。紹介した方法や注意点を参考に、ぜひ夏越しにもチャレンジしてみてくださいね。夏のお手入れの詳細はこちら↓

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