74おしゃれなガーデンアイデア集 庭・花壇・ベランダ
すぐに準備できて花を育てやすい、お洒落なガーデン作りに
おしゃれなガーデンスタイルに憧れるけど、どこから始めればいいのかわからないという方も多いかと思います。雑誌やサイト等で紹介されているお庭やベランダの素敵な写真の数々に、技術や手間などさまざまなハードルが高いのでは?と尻込みしてしまうこともあるかもしれません。
本格的な施工やリノベーションをしなくても、まずはおしゃれなデザインの鉢・プランターやシャベル、じょうろなどのガーデンアイテムを置いたり、出来ることから少しずつお洒落なガーデンを目指していくのはいかがでしょうか?
近年の日本は台風や強風対策も重要視されるようになってきていますので、シンプルなガーデニングスタイルにするのも選択肢の1つです。自分のライフスタイルに合わせて、無理なくガーデニングを楽しんでいきましょう。
そこで今回は、シンプルでもおしゃれに見せる方法や、プランターや必要なガーデニングアイテムでお洒落に見せる方法など、すぐに準備できて花を育てやすい、長く楽しめるようなガーデンスタイルのアイデアをまとめました。
目次
(1)おしゃれな鉢・プランターを選ぶ <お洒落なガーデン作り>
(2)おしゃれなガーデンアイテムで見せる収納に <お洒落なガーデン作り>
(3)おしゃれなインテリア・ファニチャーを取り入れる <お洒落なガーデン作り>
(4)ガーデンスペースを広げずに花を楽しむ
(5)花壇や限られた地植えスペースをおしゃれに見せる
(6)お庭の雑草を生やしたくない場所を花でおしゃれにする
ガーデンスタイルのテーマを決めてから揃えるのがコツ
(1)おしゃれな鉢・プランターを選ぶ <お洒落なガーデン作り>
鉢・プランターでお花を育てる方法は、園芸用の土を鉢に入れるだけで済むのでお手軽で始めやすいメリットがあります。また、春は日当たりの良い場所に、真夏は直射日光が当たらない場所に、雨が強い時には雨に当たらない場所に、台風の時は一時的に室内に、といったふうに、植物にとっても環境の良い場所で育てられるので管理も楽です。
デコラティブなプランターを選べばゴージャスな雰囲気になりますし、素朴な素焼き鉢を選べばナチュラルな心地よさ感じる雰囲気に。日本の建築物に合いやすい和風スタイルや、ブリキやカラフルなプランターでおしゃれ雑貨のようなテイストを楽しむのもいいですね。
ナチュラルテイストの素焼きプランター
(花:アズーロ・コンパクト)
(花:ミリオンベル)
(花:フィオリーナ)
素朴な風合い素焼き鉢を選べばナチュラルな心地よさ感じる雰囲気に。
素材を生かした素焼きのテラコッタは、水分や空気の通りが良いので植物の根が呼吸しやすく、使っていくうちにオリジナルの風合いが出てくるので最も人気があります。植物たちと馴染ませやすいナチュラルテイストを楽しめます。
デコラティブなプランター 素焼き鉢・陶器鉢
(花:サフィニアフリル)
(花:フィオリーナ)
(花:ミルフル)
粘土で焼き上げて、素材をそのまま生かしたのが素焼き鉢、表面に色や艶が塗られたものが陶器鉢です。デコラティブな装飾のあるデザインを選ぶだけで、高級感のあるガーデンスタイルに早変わりです。
高さのある豪華なトロフィー型プランター
(花:サフィニアフリル)
(花:ミリオンベル)
(花:タピアン)
トロフィー型プランターが一つあるだけで、ゴージャスな雰囲気になりますね。育てる花もしだれるように成長するタイプを選ぶとより立体感が引き立ちますし、こんもりボリューミーに咲くタイプのお花を選ぶと豪華な雰囲気になります。
日本の景色を活かした和風ガーデンに合うプランター
(花:コットンキャンディ)
(花:サフィニア)
(花:サフィニアアート)
おうちの庭やベランダが和風なら、その雰囲気を活かした和風ガーデンスタイルするのも手です。景色と馴染みやすく統一感が出やすいですし、やはり趣がある日本式は心が落ち着きます。和風に合う花と合わせるといっそうおしゃれです。
和風デザインのプランター・鉢もシックなデザインからおしゃれな和モダン風まで数多くあります。和風テイストに合わせやすい色のシンプルなデザインでも似合いますよ。
可愛いブリキのプランター
(花:ミリオンベルプチホイップ)
(花:ミルフル)
(花:ウィンティー)
可愛いブリキのプランターは自然や植物の風景とも合いますし、写真映えもバツグンです。
素焼きに比べると水分や空気の通りが劣りますので、丈夫に育つ植物を選ぶと良いでしょう。
おしゃれ雑貨みたいなプランター
(花:ミリオンベルプチホイップ)
(花:ミルフル)
(花:ミルフル)
おしゃれ雑貨みたいなプランターに可愛い花を植えれば、雑貨屋さんのような空間になって飾るのが楽しくなります。ハロウィンやクリスマスなど季節のイベントに合わせてプランター周りの飾る雑貨を変えても楽しいですね。
プランターのサイズの目安は?
浅すぎる鉢や小さすぎる鉢は、根が詰まりやすく、土中の水分不足にもなりやすいため、ある程度深さや大きさのある形を選びましょう。
一般的に8号(直径24cm)~10号(直径30cm)くらいのサイズが使いやすいです。
プランター・鉢の直径が同じでも、深さや形状が違うと大きさも変わってきます。
号・型が同じでも、深さが違うと土の入る量は変わります。
プランターのサイズを表記する「~号」や「~型」について
◆「~号」
1号あたり直径(上部径)3cmです。例えば「8号鉢」ですと直径24cm(3cm×8号)となります。
◆「~型」
例えば32型の場合、直径(上部径)が32cmです。横長プランターの場合は、横長65cm型と表現するのが一般的です。
プランター栽培を楽しむ際に知っておきたい詳しい情報はこちらもご覧ください。
◇初心者でも育てやすい花15選!プランター栽培向きの花苗を季節別に紹介!(あしたの花にできること) | サントリーフラワーズ (suntory.co.jp)
(2)おしゃれなガーデンアイテムで見せる収納に <お洒落なガーデン作り>
(花:ミリオンベル)
(花:フィオリーナ)
(花:サフィニア)
ガーデニングを楽しむためにかかせない、じょうろやシャベル、ハサミなどのガーデニング用品・道具は園芸店やホームセンター、100均ショップなどでも手に入ります。
ガーデニングスペースにそのまま置いても絵になるようなデザインのものを選んだり、壁に掛けて飾るように収納するのも、風合いのある見た目になっておしゃれですね。
ガーデニングに必要な道具を選ぶポイント
◆じょうろ
育てる鉢数によっては意外とたくさんの水が必要になります。大きめのサイズが便利です。
水やりは土が湿っている時はせず、土が乾いたら鉢底から水が流れるまでたっぷりあげるのが上手な水のやり方です。
◆はさみ
新芽のカット(摘芯・ピンチ)、花がら摘み、切り戻しなどで使います。自分の手に合って持ちやすいサイズを選びましょう。植物にカビや病気の原因菌をうつさないためにお手入れ後のハサミは洗いましょう。
◆シャベル・スコップ
培養土を移す際に使うシャベルは、鉢・プランター植えには錆びにくい素材のもの、地植えで大量の土を扱うなら軽くて耐久性のある素材を選ぶのがおすすめです。
(3)おしゃれなインテリア・ファニチャーを取り入れる <お洒落なガーデン作り>
ガーデンスペースにインテリアを少し取り入れるなら、特におすすめのアイテムを3つご紹介します。
ガーデンフェンス
(花:サマーミスト)
(花:アズーロ・コンパクト)
(花:サンク・エール)
ガーデンフェンスはお庭やベランダの目隠しや壁隠しとしてよく使われるアイテムです。
フェンスにハンギングをして植物を飾ることもできるので、立体感あるガーデンスペースを作れます。つる性植物のつるをフェンスに絡めさせる楽しみ方もあります。
ガーデンラック・フラワーラック
(花:ミルフル)
(花:フィオリーナ)
(花:ボンザマーガレット)
ガーデンラックは鉢植えをまとめてたくさん並べることができるので便利なアイテムです。2段、3段になっているタイプは収納性が優れていますし、小さい椅子のようなミニタイプを複数揃えても、自由に並べことが出来て便利です。
ぬくもりのある木製や装飾性のあるタイプなど、お洒落なデザインがたくさんあります。
ガーデンチェア・ガーデンテーブル
(花:サフィニアアート)
(花:ミリオンベルプチホイップ)
(花:フェアリースター)
お庭やベランダに設置できる野外用のガーデンテーブルはガーデンチェアとセットで売っているものも多く、ガーデンスペースでくつろげるひと時も楽しめますね。使用しない時は折りたためるタイプや、雨や湿気に強い耐久性のある素材を選ぶのがおすすめです。
(4)ガーデンスペースを広げずに花を楽しむ
(花:サフィニア、ロフォス)
(花:ミルフル)
(花:サンパラソル)
お庭やベランダのガーデンスペースを広げず楽しむなら、高さを活かしたガーデンスタイルにするのも一つの手です。
ネットやフェンス、壁や窓枠などを利用したハンギングスタイルは場所を取らせずに立体感と雰囲気のあるガーデンスペースに早変わり。ネットやフェンスにつる性植物を這わせたグリーンカーテン風もおしゃれです。
(5)花壇や限られた地植えスペースをおしゃれに見せる
(花:花手毬~絢(あや)~)
(花:タピアン)
(花:フィオリーナ)
花壇や限られた地植えスペースをおしゃれに見せるには、やはり花をたくさん咲かせることが最も見栄えよく華やかになります。
花壇や地植えで花をたくさん咲かせる一番のポイントは「土」です。もともと花壇や地植えにある土は、植物が育つのに必要な元肥が含まれていない場合が多いので、園芸店やホームセンターで売っている「草花用の培養土」か「元肥」を必ず混ぜましょう。植え込み1か月後から追肥もしてあげるとさらに植物がすくすく育ちます。
植えこむ花も、花がたくさん咲く品種や、花が長い期間咲き続ける品種を選ぶと、花咲く花壇、地植えスペースを長い間楽しめます。
土の表面にバークチップや杉皮、自然素材のウッドチップや腐葉土、バーク、ピートモスなどを覆ってあげると、泥はねや夏の乾燥対策、冬の寒さ対策にもなりますし、花が咲く前からおしゃれに演出できて一石二鳥です。
(6)お庭の雑草を生やしたくない場所を花でおしゃれにする
(花:タピアン)
(花:タピアン)
(花:タピアン)
お庭の雑草を生やしたくない、または雑草で困っているスペースには、雑草より強い植物を植えて雑草を繁殖させない「グランドカバー」という方法でおしゃれに演出できます。
グランドカバーに向いている植物は、地面を這うように伸びていく「匍匐(ほふく)性」で、雑草より早く咲き広がる植物です。綺麗な花の咲く品種を選べば花のカーペットになって、見た目も華やかな美しいお庭を楽しめます。花の色は同系色で揃えると統一感のある花の絨毯に、複数の色を混ぜて植えれば明るくカラフルな花の絨毯になります。
「タピアン」を例に花のカーペットを作る詳しい方法をこちらで紹介しています。
◇関連記事:花咲くグランドカバーにおすすめ!タピアンで花の絨毯(カーペット)のある庭に。(あしたの花にできること) | サントリーフラワーズ (suntory.co.jp)
ガーデンスタイルのテーマを決めてから揃えるのがコツ
いかがでしたか?
おうちの庭やベランダの雰囲気に合わせて、ナチュラルテイスト、おしゃれ雑貨屋テイスト、和風テイストなど、大まかなテーマを決めてから、鉢・プランターやガーデンアイテムを揃えていくと早く統一感のあるガーデンスタイルになっていきますよ。
すぐ準備できることは何か?と考えた時、それが普段のライフスタイルの中で無理のない方法である場合が多いですので、頑張りすぎず、長く楽しめるガーデン作りから始めてみてはいかがでしょうか。
そして日々のガーデニングを楽しみながら、ここにこれを置きたいな、花壇を作りたいな、などといった夢がいくつも湧いてきます。そのイメージが出来上がったら、いつかは施工やリノベーションも…ますます楽しみが広がっていくことでしょう。
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