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54暑さに強い!夏に咲く初心者にも育てやすいおすすめの花5選!

暑さに強い!夏に咲く初心者にも育てやすいおすすめの花5選!

暑い季節も元気に咲いてくれる夏の花は?

真夏の高温は植物にとっても過酷な環境です。水をやってもすぐ乾くため水やりが追いつかなかったり、暑さで土の中の水がお湯になってしまうと根を傷め、葉焼けや葉枯れの原因にもなります。さらに近年の日本は真夏日や猛暑日も増えてきました。今まで普通に育てられていた植物も育てにくくなった、なぜか萎れてしまったり枯れてしまったりして上手くいかなかったということはありませんか?

そこで、ここではガーデニング初心者にも育てやすい、厳しい夏の暑さに強く、水切れや乾燥にも強く、夏から秋まで花が長く咲き続ける花をサントリーフラワーズの商品の中から5種ピックアップしてご紹介します。暑い夏でも元気に咲いてくれる花をぜひおうちの庭やベランダで楽しんでください。


目次
夏に育てやすい花を選ぶ際のポイント
注意すべき暑い夏の花の管理方法
夏に強い花の最適な栽培環境
ガーデニング夏越しのポイント!
サンク・エール(クサトベラ科スカエボラ属)
フェアリースター(キョウチクトウ科ニチニチソウ属)
サンパラソルシリーズ(キョウチクトウ科マンデビラ属)
サマーミスト(ゴマノハグサ科トレニア属)
ロフォス(ゴマノハグサ科アサリナ属)
「植え込み時期」は暑さが本格化する前に!

夏に育てやすい花を選ぶ際のポイント

(1)暑さに強い品種を選ぶ

夏の強い日差しと高温に耐えられる品種を選びましょう。同じ品種でも、育成地域によって適性が多少変わることもありますのでお住まいの地域の気候条件も考慮して品種を選びましょう。

(2)日照条件に合わせる

花の日照条件に合わせます。また植える場所の日当たりを確認し、それに合った花を選びましょう。花を設置する場所が日当たりの良い場所では日光を好む花を、半日陰では日陰でも育つ花を選ぶようにするとよりガーデニングを楽しめるでしょう。鉢植えの場合は移動させたり工夫しましょう。

(3)水やりの頻度に合わせる

夏に強い花は強い日光を好む植物が多いですが夏は蒸発が激しいため、水やりが欠かせません。水やり頻度の高い花を選ぶのもよいでしょう。しかし、水のやりすぎは蒸れてしまう恐れがあるので様子を見ながらあげましょう。

(4)開花期間の長い品種を選ぶ

開花期間が長くて、なおかつ暑さに強い品種の花を選ぶと長く夏のガーデニングを楽しめるでしょう。

注意すべき暑い夏の花の管理方法

水やり

根の周りが常に湿った状態を保つように、1日1回しっかりと水やりをする。特に真夏の猛暑時は、1日2回の水やりをしましょう。特に鉢植えの場合は乾燥しやすいので、土の表面が乾いたら即座に水やりをし、葉の表面にも水をかけて葉温の上昇を抑えてあげるなどしましょう。

日よけ

真夏の強い日差しを避けるため、遮光ネットやすだれなどで日よけを設置して強い日差しから守ってあげましょう。

換気

鉢植えの場合は風通しを良くするため、定期的に鉢の場所を変えるなどの工夫をしてあげましょう。真夏は熱や湿気がこもりやすいので、朝夕の換気を心がけましょう。

病害虫対策

高温多湿な環境は病害虫の発生リスクが高まるため、風通しをよくしてこまめに観察してあげましょう。葉の裏や土の様子を観察し、早期発見と早期対応で被害を最小限に抑えましょう。

夏に強い花の最適な栽培環境

①日当たりの良さ

夏に強い花は強い日光を好む植物が多いので南向きなど、日光があたる場所が最適です。

②半日陰の活用

真夏の直射日光は強すぎるため、鉢の移動が可能なら午後以降は半日陰に移動し日陰を活用して調整しましょう。

③遮光対策

強すぎる日差しは花の色あせや葉焼けの原因になります。必要に応じて遮光ネットやシェードなど遮光対策を行うとよいでしょう。

④風通しが良く通気性の良い栽培環境

風下では水分蒸発が激しくなるため、ある程度の風通しが必要です。花がらを取ったり、枝葉が密集し過ぎないよう、定期的な剪定を行うなどしましょう。

ガーデニング夏越しのポイント!

蒸れを防ぐ

【地植えの場合】
風通しをよくするために、こまめに雑草を抜いたり茎や葉が込み合っている箇所は間引いて蒸れないようにしましょう。

【鉢植えの場合】
レンガやスタンドに乗せてできるだけ水はけをよくしたりし、風通しをよくしましょう。

地熱を防ぐ

【地植えの場合】
日陰のない庭の地面ですと直射日光が照りつけられて地熱が直接伝わるのを避けるためにバークチップなどマルチング材で土を覆って、土の温度が上がらないようしましょう。

【鉢植えの場合】
直接コンクリートやアスファルトに触れないように鉢を直置きせず、シェルフなども上手に使って床からの熱を防きましょう。

水やり

真夏は夜も日中の地面の熱がこもり、下がりにくなることもあります。そんな時は夕方に水やりをしましょう。水をまくだけで気化熱によって地面の温度や植物の周りの気温も下がるのでおすすめです。

日陰を作る

お庭や日ベランダの広さなどにもよりますが可能であれば、日よけのシェードや遮光ネット、すだれなど設置して日陰を作ってみましょう。

※ベランダの場合
真夏にクーラーを使用しますと室外機から熱風が吹き出します。その熱風が植物に当たるとダメージを受けてしまいますので室外機のすぐ前には置かないで距離をとって置くなどして対策しましょう。

サンク・エール(クサトベラ科スカエボラ属)

サンク・エール

サンク・エールのおすすめポイント

・花がら摘み不要で管理しやすい。真夏でも花が休まない。
・育てやすく、虫がつきにくいのでガーデニング初心者の方にもおすすめです。
・涼しげな色合いのブルー系やホワイト、可愛いピンクの花色のラインアップです。

多くの植物は気温の高い真夏は花が休みがちですが、「サンク・エール」は真夏でも常に花が付き続けるのが魅力です。
5月中旬から店頭に花苗が並び始めます。暑さが本格化する前の時期に植えておくと、初秋まで長くお花が楽しめます。

サンク・エール

サンク・エールの管理ポイント

咲き終わった花は自然と落ちるため、基本的に「花がら摘み」は不要です。周りに散らかった花がらはお掃除しましょう。
「切り戻し」はしなくてもよいですが、形が乱れて伸びすぎてしまったり株元が蒸れてしまったときは、「切り戻し」をすると見映えも通気性も良くなります。

フェアリースター(キョウチクトウ科ニチニチソウ属)

夏に強い花 フェアリースター

フェアリースターのおすすめポイント

・咲き終わった花は自然と落ちるため、基本的に「花がら摘み」は不要!
・育てやすく、花つきバツグンで愛らしい咲き姿なので、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。
・可愛い小花、パステルカラーやホワイト系の優しい花色のラインアップです。

小さく愛らしいお花を咲かせてくれるので、コンパクトにまとまりやすく、スペースが狭い玄関やベランダなどでも楽しめます。
花が株全体を覆うように咲きほこるので、小さな苗でも存在感が抜群です。
暑さが本格化する前の今の時期に植えておくと、夏から秋まで長く楽しめますのでお水は与えすぎず、土が乾燥したらたっぷりあげてください。

夏に強い花 フェアリースター

フェアリースターの管理ポイント

咲き終わった花は自然と落ちるため、基本的には花がら摘みは不要です。土の上に落ちた花がらは取り除きましょう。
フェアリースターは乾燥した環境を好む植物です。過湿状態が続くと、根が傷み、蕾が開かないまま落ちてしまったり、葉が黄化して枯れたりすることがあります。水やりは「土がしっかり乾いてから鉢底から流れ出るぐらいたっぷり」与え、乾湿のメリハリをつけてください。

フェアリースターは品種コンテスト「ジャパンフラワーセレクション」も受賞!

2016年フェアリースター(花色:パープル)は「ジャパンフラワーセレクション」で受賞されました。審査講評は以下になります。

夏に強い花 フェアリースター
ベスト・フラワー(優秀賞)[グッドパフォーマンス特別賞 同時受賞]
「フェアリースター(花色:パープル)」
【審査講評】

「細めの花弁の小輪系ニチニチソウ。赤みのある紫色で、単色遣いだけでなく、明るい色との組み合わせで寄せ植えしても濃い色味が生きてくる。開花期間中、花色は安定していた。生育は旺盛で、花つきよく、株のバランスも良い。枝の伸びに長短が出るところも動きが出て、夏には涼しげでよい 。かなり大株になるので、満足度は高いと思うが、植栽間隔を誤らないよう注意したい。扱い易く、育てやすい優秀な品種として、ベスト・フラワー(優秀賞)とグッドパフォーマンス特別賞を同時受賞した。」

サンパラソルシリーズ(キョウチクトウ科マンデビラ属)

夏に強い花 サンパラソルシリーズ

サンパラソルシリーズのおすすめポイント

・鉢植え、立体的なアレンジ、グリーンカーテンなどお好みに合わせて選べる。
・根に水分を蓄える特性があるので2~3日水やりをしなくても平気。
・赤やピンク、ホワイト、ニュアンスカラーなどトロピカルな花色のラインアップです。

サンパラソルシリーズは中南米にルーツを持つので夏の暑さと乾燥に得意です。
根に水分を蓄える特性があるので水切れに強く、2~3日水やりをしなくても平気なので手間がかかりません。忙しくてつい水をやり忘れてしまいがちな方や、家を留守にすることがあっても安心です。
鮮やかな赤色やピンク色、夏に爽やかな白色、ニュアンスカラーのイエロー系など、トロピカルな色の花が夏から秋まで長く咲くので、まさに暑い季節のガーデニングにおすすめです。

サンパラソルシリーズ 2タイプの違いと楽しみ方

サンパラソルシリーズには、「クライミング サンパラソル」と「サンパラソル」の2タイプがあります。

夏に強い花 サンパラソルシリーズ

(左)クライミング サンパラソル大輪系、(中)クライミング サンパラソル中輪系、(右)サンパラソル

●「サンパラソル」つるより花が早く咲く
つるが伸びるまでは支柱なし(ボサ仕立て)で育てるのがおすすめ

●「クライミング サンパラソル 中輪系」つるがぐんぐん伸びる
トレリスや支柱で立体的なアレンジがおすすめ

●「クライミング サンパラソル 大輪系」つるが伸びて大輪の花が咲く
トレリスや支柱、花のグリーンカーテンにおすすめ

品種に合わせて、支柱なしでこんもりとした咲き姿を楽しんだり、お庭のトレリスやアーチなどに這わせたり、花咲くグリーンカーテンを創ったり…お好みに合わせてお庭や玄関先で楽しんでみてはいかがでしょうか。

夏に強い花 サンパラソルシリーズ

サンパラソルシリーズの管理のポイント

サンパラソルは乾燥した環境を好む植物です。過湿状態が続くと、根が傷み、蕾が開かないまま落ちてしまったり、葉が黄化して枯れたりすることがあります。水やりは「土がしっかり乾いてから鉢底から流れ出るぐらい」与え、乾湿のメリハリをつけることが大事です。
夏に西日が当たると花が休みがちになります。鉢植えの場合は可能であれば西日の当たらない場所に移動するとよいでしょう。

サマーミスト(ゴマノハグサ科トレニア属)

夏に強い花 サマーミスト

サマーミストのおすすめポイント

・半日陰でも育つので、直射日光の当たらない場所でも楽しめます。
・育てやすく、病気になりにくいのでガーデニング初心者の方にもおすすめです。
・涼しげなブルー系、可愛いピンクやイエローの花色のラインアップです。

直射日光の当たらない玄関やベランダでもガーデニングを楽しみたい方におすすめです。
暑い夏にたくさんの花を次々と咲かせ、涼しげな葉が夏を爽やかに演出してくれます。

夏に強い花 サマーミスト
夏に強い花 サマーミスト

サマーミストの管理のポイント

植え付けから2~3週間は「摘芯」を2~3度繰り返しましょう。芽数が増え、ボリュームのある株に仕上がります。
花がら摘みは不要です。落ちた花びらは適宜取り除きましょう。
切り戻しは基本的には不要です。思い切った切り戻しはしない方がよいでしょう。株が大きくなり形が乱れてきた場合は形を整える程度に軽く刈り込んでもよいです。

ロフォス(ゴマノハグサ科アサリナ属)

夏に強い花 ロフォス

ロフォスのおすすめポイント

・花の彩りも楽しめるお洒落なグリーンカーテンに
・育てやすく、ぐんぐんつるが伸びるのでガーデニング初心者の方にもおすすめです。
・爽やかな葉色で美しくしだれ咲く花姿、ピンクとホワイトの花色ラインアップです。

グングン伸びるつるがしだれ咲き、風でそよぐ姿が涼しげで美しい草姿が魅力です。
ハンギングや高さのあるプランター植えで美しく垂らしたり、ベランダや窓辺に垂らすタイプのグリーンカーテンとしても楽しめます。
プランターや場所に応じてあんどんやトレリスなどを用意し、伸びるつるを上下方向や左右に誘引して、全体を茂らせながら花を咲かせることもできます。

夏に強い花 ロフォス
夏に強い花 ロフォス

ロフォスの管理のポイント

植え付けから2~3週間は先端を摘む「枝先摘み」を2~3度繰り返しましょう。芽数が増え、ボリュームのある株に仕上がります。
花がら摘みは不要です。落ちた花びらは適宜取り除きましょう。
摘芯は、長く垂らすことを優先する場合は不要です。
切り戻しは基本的には不要です。形が乱れてきたら整える程度に切り戻しをしてもよいでしょう。
花をたくさん咲かせ続けるには肥料が大切です。植え付けの約1ヶ月後から1ヶ月に1回、肥料を忘れずに与えてください。

「植え込み時期」は暑さが本格化する前に!

フェアリースター

夏にお花を楽しむなら、暑さが本格化する前に植え付けをしましょう。暑さや乾燥のストレスなく元気で丈夫な株に育ちます。
どれも全国の園芸店やホームセンターなどで花苗を手に入れられますので、寂しくなりがちな夏の園芸・ガーデニングに取り入れてみませんか?
ガーデニング初心者の方はもちろん、ベテランガーデナーの方も、ぜひお気に入りを見つけておうちの庭やベランダで夏のガーデニングをお楽しみください。

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