530歳になりました。
サントリーの花事業30周年
サフィニア
ムーンダスト
プリンセチア
サントリーと花
サントリーといえば、多くの方が「お酒、天然水やジュースなどの飲料を作っている会社」と認識されていることでしょう。
そんな飲料メーカーが花事業に取り組んでから30年が経ちました。
でも、いったいなぜサントリーが花を?その理由にも「飲料」が関係しています。
つまり、この会社の顔であるウイスキーとビールの原料は「麦」、ワインは「ブドウ」、ウーロン茶は「お茶の葉」、ジュースは「果汁」で、どれもこれも植物由来のものばかりですね。
サントリーはこの酒類・食品分野で培った基礎研究を応用し、植物の研究開発を進めていくことでお客様に“花のあるくらし”をご提案するようになったのです。
サントリーの花の歴史
1989年、ブランド苗というものが市場になかった時代に「サフィニア」と名前をつけたペチュニアの花苗を発売しました。
翌1990年、大阪で開催された花の万博もあり、「サフィニア」が大ヒット。
これがサントリー花事業の出発点になりました。
ちょうどその頃、「青いバラ」の開発に着手しました。
園芸業界における長年の夢、染料を使って人工的に染めたものではない、遺伝的に青い色素を持つ正真正銘の青いバラの開発を目指します。
1997年、青いバラの開発経過で生まれた青いカーネーション「ムーンダスト」が発売開始しました。
2004年、開発は不可能と言われてきた青いバラが、ついに10数年の歳月をかけて成功。「アプローズ(喝采)」と名付けられました。
2009年、サントリーの青いバラ「アプローズ」が発売開始、世界を驚かせました。
2008年からは野菜苗「サントリー本気野菜」を発売、2009年からは花鉢「プリンセチア」発売など、現在は花苗だけでなく様々な商品を展開しています。
そして2019年、サントリー花事業30周年(サフィニア30周年)を機に「あしたの花にできること」プロジェクトを始めました。
花のある生活、花との新しい関わり方など、花の魅力を皆さまに次々とご紹介してまいります。
1980年代~ | 花の研究開発着手 |
---|---|
1989年 | 「サフィニア」発売 花事業スタート |
1990年 | 「サフィニア」が国際花と緑の博覧会(花の万博)に参加 |
1991年 | 「サフィニア」がドイツ国際園芸展グランプリを受賞 |
1992年 | 海外での販売開始 |
1995年 | フロリジン社と共同で「青いカーネーション」開発成功 |
1997年 | 世界初、青いカーネーション「ムーンダスト」発売 |
2001年 | 「サフィニア」の研究開発グループが農林水産大臣賞受賞 |
2002年 | サントリーから分社化、サントリーフラワーズ株式会社設立 「サフィニア」の4品種が英国王立園芸協会でガーデンメリット賞を受賞 |
2004年 | 世界初、「青いバラ」の開発に成功 |
2008年 | 野菜苗「サントリー本気野菜」シリーズ発売 |
2009年 | 花鉢「プリンセチア」発売 青いバラ「サントリーブルーローズ アプローズ」発売 |
2016年 | 野菜青果「サントリー本気野菜」シリーズ発売 |
2017年 | 種苗会社として世界初の国際園芸学会Horticulture Innovation Award受賞 |
2018年 | 新たに「サフィニア」の4品種が英国王立園芸協会でガーデンメリット賞受賞 |
2019年 | サントリー花事業30周年、サフィニア30周年 |