全国の「天然水の森」

天然水の森 北アルプス

「天然水の森 北アルプス」の取り組み

タカと共生する工場へ

2018年、「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」建設工事に先立ち、自主的に周辺の環境調査を行ったところ、工場予定地内にタカの古巣が発見されました。そこでサントリーは、もしその場所でタカが営巣を始めた場合、子育てが終わる8月まで、工事を延期することにしました。

見つかったタカの古巣

さらに調査を進めると、工場予定地に隣接し、「天然水の森 北アルプス」の一部でもある「国営アルプスあづみの公園」の立ち入り禁止区域のアカマツ林にいくつものタカの古巣が見つかりました。しかし、残念なことに、それらの古巣は、後から生えてきた広葉樹に邪魔されて、今では使えない状態になっていました。

そこで私たちは、このアカマツ林を冬の間に整備し、タカたちが子育てしやすい環境に「リフォーム」し、タカたちが帰ってくるのを待つことにしました。

タカと暮らす工場を目指して

公開年月:2021年12月

2022年初夏。環境整備を行ったアカマツ林に設置した人工巣台で、オオタカのペアが子育てを始め、3羽のヒナたちが元気に巣立って行きました。ヒナたちの成長の記録をご覧ください。

オオタカの巣立ち

公開年月:2022年12月

この活動に携わる専門家

遠藤 孝一

(公財)日本野鳥の会 理事長

藤井 幹

(公財)日本鳥類保護連盟 調査研究室 室長

株式会社愛植物設計事務所

日置 佳之

鳥取大学 特任教授

合同会社MORISHO

「ワシ・タカ子育て支援プロジェクト」の活動を見る

子どもたちの自然体験教育の場として

調査や研究・整備活動を行うだけでなく、子どもたちに森や水の大切さを伝える水育(みずいく)「森と水の学校」の教室としてもこの森を活用しています。子どもたちは、実際に森に入り、木や葉に触れたり、生き物を探したり、自然の中でさまざまな体験をします。

自然体験の写真

「天然水の森 北アルプス」に関わりのある製品

「サントリー天然水〈北アルプス〉」には、「天然水の森 北アルプス」がある山々で育まれた良質な地下水(=天然水)が使われています。自然の恵みをそのままに、おいしさと安全性にこだわった製品をお届けしています。

「サントリー天然水」の
こだわりを見る

協定地の詳細情報

大町市有林
所在地
長野県大町市常盤
面積
約276ha
協定年月
2019年3月
協定期間
30年

長野県が推進する『森林(もり)の里親促進事業』に基づき、大町市と協定を締結。

国営アルプスあづみの公園
所在地
長野県大町市常盤
面積
約165ha
協定年月
2019年11月
協定期間
30年

長野県が推進する『森林(もり)の里親促進事業』に基づき、国士交通省関東地方整備局と協定を締結。

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