ここで育まれるおいしくて、清らかな水。
それは「サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野」や「サントリープロダクツ(株)多摩川工場」でつくる、ビールや清涼飲料にとって、欠かすことのできない大切な水です。
協定開始:2023年2月
面積:約96ha
対象の工場:
サントリー 〈天然水のビール工場〉 東京・武蔵野
サントリープロダクツ(株)多摩川工場
森ととことん向き合うと、
予想もしなかった問題に直面します。
前例がないものや、まだ解決策が見出せていないもの、など難しい問題もあります。
それでも、サントリーはくじけません。水と生命(いのち)にとっての理想の森にするために。
日本全国で、鹿や猿、イノシシなどが増えすぎて、さまざまな被害が出始めている。
「天然水の森 とうきょう檜原」でも、本来地表を覆っていた草が鹿に食べ尽くされ、土壌流出が始まっており、根が浮き出てしまっている。
一見きれいに整備されたように見える広葉樹林。実は鹿の採食圧により、草や低木がすべてなくなっているだけではなく、鹿の口が届く高さまでの枝葉がすべて食い尽くされてしまっている。
このように、せっかく新しく芽生えたミズナラも大きくなる前に鹿に食べ尽くされてしまう可能性もある。
立派なスギも鹿に皮を食べられ、無惨な姿に。やがて枯れてしまう。
このように剥き出しになった土は、雨で流れやすくなり、急斜面では土砂崩れが起こる危険性も高くなる。
鹿から草などの下層植生を守るために植生保護柵を設置するなど、対策を講じる必要がある。
サントリーグループの社員が、「天然水の森」で下草刈りや枝打ち、植樹を行い、「水と生きる」を体感し理解する研修プロジェクトを、ここ「天然水の森 とうきょう檜原」でも実施。
社員の手で10種類の広葉樹を植樹。植樹した樹の中には根付かず、枯れてしまうものある。だからこそプロの指導を受けながら、苗を手に取り、土を掘り、一つひとつ丁寧に自分たちの手で、植え付ける。
植樹体験の前に、人工林を皆伐した跡地をあらかじめ地拵え(じごしらえ)し、安全に配慮した歩道を作り、鹿の採食圧から守るために、植樹エリアの周囲を金属製の植生保護柵で囲っておいた。
早く良い森に育ってくれますように。
所在地 | 東京都西多摩郡檜原村藤倉/小岩/上元郷/下元郷 |
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面積 | 約96ha |
協定年月 | 2023年2月 |
協定期間 | 30年 |
東京都檜原(ひのはら)村、檜原村木材産業協同組合 と森林整備に関する協定を締結。