全国の「天然水の森」

天然水の森 赤城

この森は、「サントリー 〈天然水のビール工場〉 群馬」と「サントリープロダクツ(株) 榛名工場」の水源涵養エリアに位置しています。

このページでは「天然水の森 赤城」の取り組みをご紹介します。

協定開始
2005年12月(以後、段階的に面積を拡大)
面積
約1,310ha
対象の工場
サントリー 〈天然水のビール工場〉 群馬
サントリープロダクツ(株) 榛名工場
森の協定情報を詳しく見る

クマタカの狩場づくり

この森の渓畔(※渓流沿いの土地)では、かつてクマタカが狩りをしていましたが、木や草が生い茂り、狩場としての機能を果たさなくなっているエリアがありました。

そこで、そのエリアの木や草を刈り払い、隣接している杉林も群状に皆伐し、その跡地に広葉樹を植えました。木の下は、小動物の隠れ場所にもなり、整備後はクマタカが狩りに訪れるようになっています。

草木が生い茂り狩場として機能しなくなったエリア
渓畔林の現在の様子

この活動に携わる専門家

山﨑 亨

アジア猛禽類ネットワーク 会長

藤井 幹

(公財)日本鳥類保護連盟 調査研究室 室長

「ワシ・タカ子育て支援プロジェクト」の活動を見る

ゼロからの森づくり

サントリーが協定を結ぶ以前に皆伐された2.6ヘクタールの土地に、水と生き物にとっての理想の森をゼロからつくるため、「大植樹祭」を実施しました。

「大植樹祭」が開催されたエリア

「大植樹祭」には、地元の小学校、高校、地域の方や群馬森林管理署の方、サントリー社員が参加し、さまざまな広葉樹を植樹しました。このように、地域の皆さんとサントリー社員が手を携え活動しています。

植樹するサントリー社員たち

この活動に携わる専門家

丹下 健

東京大学 特命教授

植樹の際のこだわりを見る

協定地の詳細情報

法人の森林(もり)
所在地
群馬県桐生市黒保根町下田沢
面積
約10ha
契約年月
2005年12月
契約期間
30年

林野庁の「法人の森林(もり)」制度に基づき、国と協働して森林の保全・育成を推進。

社会貢献の森
所在地
群馬県渋川市赤城町北赤城山
面積
約1,300ha
協定年月
2008年12月
協定期間
5年(100年間にわたって更新予定)

関東森林管理局群馬森林管理署と「社会貢献の森」の協定を締結。
また「サントリー 天然水の森 赤城 100年の森づくり協議会」を立ち上げ、活動を推進。

認定情報

「天然水の森 赤城」は2024年に国有林で初めて「自然共生サイト※」に認定されました。
※環境省が認定する、民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域の名称

自然共生サイト認定30by30のロゴ
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