烏龍茶など中国でも高い支持を獲得する飲料事業

中国では1995年に清涼飲料事業をスタート。上海、北京を中心に事業を展開してきました。「三得利烏龍茶」とカジュアルコーヒーの「利趣」を主力ブランドとし、幅広いカテゴリーで飲料市場をリードしています。健康志向の高まりに対応し、2009年には「黒烏龍茶」を発売、2011年より「蜜香」を展開、2014年は「沁檸水」を発売し、お客様より高い評価をいただいています。サントリーの強みである高い商品開発力・生産技術を武器に、健康軸を中心とした付加価値の高いサントリーブランドを中国全域に展開するため、全国に広がる生産拠点・販売網を有する匯源(ホイエン)果汁集団有限公司と合弁で、匯源三得利(上海)飲料有限公司を設立、2015年の年初より事業を開始しました。
中国ビール市場に新風を吹き込む三得利
サントリーは1984年、江蘇省連雲港市に外資として初のビール合弁会社を設立し、ビール事業をスタートしました。そして、この江蘇省でのビール事業を通じて中国ビジネスのノウハウを蓄積し、その実績をもとに、発展著しい上海でもビール事業に取り組みました。
1996年に「三得利酒 清爽」「三得利
酒 超爽」を発売。飛行船を使用した大胆な宣伝やTVCM、上海の人びとの味覚にあった“爽快系”ビールの提供、独自の営業活動と流通政策などにより急速に業績を伸ばし、1999年には上海におけるシェアNo.1の座を獲得しています。その後も、上海エリアでの初めての生ビールの製造・販売や上海周辺の主要都市である蘇州や無錫においても販売を拡大してきました。
その後、2015年には合弁パートナーであった青岛啤酒股份有限公司に合弁企業の全株式を譲渡するとともに新たに製造・販売に関するライセンス契約を締結することとしました。
引き続き三得利ビールは上海、江蘇省を中心に販売を継続しております。
