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 タイトル:古樽について
ブレンダー:藤井敬久氏1
小見出し:生みの親はブレンダーの勘と挑戦心
ブレンダーの藤井敬久は、これまでに数々のウイスキーづくりを手がけてきた樽にウルサイ男です。一方、サントリーのリキュール開発部門では、「梅酒をもっとおいしくしたい」と考えていました。「焙煎樽貯蔵梅酒」はこの両者が握手をした瞬間に、誕生を約束されたのかもしれません。ウイスキーづくりでやるように、梅酒を樽貯蔵したらどうだろう…。ブレンダーのブレンダーならではの勘と挑戦心。まったく新しい梅酒は、ここから生まれてきました。

ブレンダー:藤井敬久氏2 小見出し:ブレンダーが見極めた新たなうまさ
梅酒貯蔵用の樽づくりを決めた藤井は、迷わず古樽の起用を決めました。新樽では木香やアクが強すぎる。ただしただの枯れた樽では、ぜひとも欲しい成分バニリンが足りない。そこで注目したのが、古樽を焙煎した場合に得られる豊富なバニリン量のデータです。「これだ!」。こうして、新たな力を蓄えた古樽に梅酒を詰めて3年。樽を開け、その見事な熟成感に「いまがこの梅酒の最もうまい状態」と見極めたのも藤井でした。
小見出し:樽づくりから始めるブレンダー魂 樽づくり
サントリーの酒類研究所の片隅には、まるで木工室のような一室があります。さまざまな種類の木材、立派な木工用機器などが所狭しと置かれたこの部屋で、ブレンダーは樽に関するさまざまな実験を行っています。ウイスキーづくりを、まず樽づくりから始める。ブレンダーの樽への想いは尽きることがありません。
ハイボールと焙煎樽貯蔵梅酒 小見出し:ブレンダーはハイボールでやる
ブレンダー藤井は、「焙煎樽貯蔵梅酒」はハイボールが一番おいしいと感じています。「ハイボールにすることで、バーボンのような香、木の香が立ってくる」。さらに香りの甘さと裏腹な渋味とキレは、大人の味わいだとか。梅酒でありながらもタダの梅酒ではない、この酒の味わい深い魅力をぜひじっくりとお楽しみください。
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