― 水分補給だけではない、多様化するミネラルウォーターへの“意識”と“価値” ―
― 特に10年で購入人数が約1.3倍に増加している若年層において、水は無くてはならない存在に ―
近年、ミネラルウォーター市場は気候の亜熱帯化・健康志向の高まりなどから年々伸長し続け、ミネラルウォーターの購入人数は2014年に比べ107%と伸長※1しています。「サントリー天然水」においても、2024年は過去最高売り上げとなり、年間販売数量は1億4千万ケースを突破※2。国内清涼飲料水市場で7年連続売上No.1※2ブランドとなりました。
サントリー食品インターナショナル(株)は、ミネラルウォーター市場をリードする企業として、ミネラルウォーターに関する消費者飲用実態・意識調査※3(以下、当社調査)を1991年から継続的に実施しています。
2024年9月に実施した当社調査は、対象者を10代にも拡大し、10代から60代までの世代を対象としています。主な調査結果は以下の通りです。
―主な調査結果―
〈全体〉
・全世代に共通して、飲み水として最初に想起するのは「ミネラルウォーター」
・最近1年間で最も多く飲用している飲み水は、「ミネラルウォーター」が1番多く45.5%、次いで「自宅の浄水器の水」が23.4%、「水道水」が19.3%
・水の飲み方として、5年前の2019年の上位3項目は「朝起きてすぐ水を飲んでいる」「入浴後に水を飲んでいる」「寝る前に水を飲んでいる」でしたが、2024年の上位3項目は「汗をかいていなくても水を飲むようにしている」「のどが渇いたと感じる前に飲む」「寝る前に水を飲んでいる」となりました。以前はのどが渇いた状態の水分補給として飲用されていましたが、現在はのどが渇く前に意識的に水を飲むような変化がおきたと捉えています。
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・71.6%の方が「日常生活の中で飲み物を選ぶときに、あえて水を選ぶことがある」と回答。その理由として「気軽に飲むことができるから」、「余計な味が付いていないから」、「体にとって大切だから」の順で多く挙げられました。気兼ねなく選べることや、無味無臭であることに価値を感じていることが分かりました。
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・水の買い置きをしている人は71%となり、理由のトップは「災害時に使いやすい」ことでした。防災意識の高まりから水の備蓄が一般的となり、水分補給だけではない水の用途が広がっていると捉えています。
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〈若年層(10代)の水の飲用実態〉
さらに、今回の当社調査より追加した10代においては、他年代と比べ特徴的な意識が見受けられました。この世代は、幼少期からミネラルウォーターに慣れ親しんでいる、いわば“ミネラルウォーター・ネイティブ”世代であり、長期的な健康・美容のために積極的にミネラルウォーターを飲用しているという実態がわかりました。
・水の飲み方において、「一日の中で定期的に水を飲むようにしている」と答えた人の割合が、他年代と比較して10ポイントほど高く、意識的に水を飲むようにしていることが伺えます。
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・「あえて水を選ぶこと」においても、他年代よりも20ポイント以上高く、特に60代と比較すると35ポイントほど差があり、若年層はさまざまな飲料カテゴリーの中で積極的に水を選んでいることが分かりました。
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・水と健康に関する意識では、健康に「とても良いと思う」、美容に「とても良いと思う」といずれも68.4%が回答。20-30代と比べ20ポイントほど、40-60代と比べ30ポイントほど高く、水が自身の健康と美容にリンクしていると考えるからこそ積極的に水を選び、意識的に飲むようになったと考えられます。
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・初めてミネラルウォーターを飲んだ時期は半数が「幼児(小学校に上がる前)」と回答。あわせて、飲み水として「水を買うのが当然だと思う」という意識も45.9%と30-60代よりも20ポイントほど高く、幼い頃から家庭内にミネラルウォーターがあり慣れ親しんできた“ミネラルウォーター・ネイティブ”であると考えます。
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・高校生を対象とした外部調査※4において、“スクールバッグの中身でこれだけは欠かせないアイテム”として「イヤフォン」「財布」「モバイルバッテリー」に次いで4位に「水/ミネラルウォーター」がランクイン。選んだ理由としては「こまめに飲むようにしているからないと困る」といった声だけでなく、「小腹が空いたときや眠気覚ましに飲んでいるので必須アイテム」という声も見受けられました。高校生の中では“いつも持ち歩くものの定番”として定着している様子が伺えます。
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ミネラルウォーターの購入人数は10年前と比較して107%と伸長していますが、中でも10代は128%※1となっており、他年代と比べてもその伸びは顕著です。
以上のような結果を参考に、「サントリー天然水」はミネラルウォーター市場をけん引するブランドとして、お客様のより豊かな生活への貢献を目指し、さまざまな提案を行っていきます。
〈水ジャーナリスト橋本淳司氏コメント〉
ミネラルウォーターは、小さな子供からお年寄りまで幅広い世代に親しまれています。クセのない味わいであることが他飲料と違う唯一無二の特徴であり、飲みやすく、温かくても冷たくても変わらずおいしく飲めるからこそ、非常に多くのシーンや用途で求められています。近年は健康意識の高まりと共に市場も拡大しており、特に気温の上昇により、夏場の水分補給の重要性が一層高まっています。 |
サントリーグループはこれまで行ってきた水源涵養活動「サントリー 天然水の森」や、生物多様性の再生、持続可能な社会の実現に向けたサステナビリティ経営を、今後もさらに推進していきたいと考えています。
※1 インテージSCI(15~69歳) プレーンウォーター市場 2014年1―12月、2024年1-12月累計※ 購入率
※2 当社調べ
※3〈調査概要〉
(1)調査対象および対象者数:首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)および関西圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県)に居住する15~69歳の男女個人で、昨年の9月以降に以下の6種の有料の水、および水道水のいずれかを「飲用」(利用)した538人(男性271人、女性267人)
(2)調査方法:WEB調査
(3)調査期間:2024年9月12日(木)~9月15日(日)
注)本レポートでは、小数第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。
※4 「渋谷トレンドリサーチ」2025年3月高校生を対象としたWEB調査(N=100)
以上
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