― オリジナルデザインのリサイクルボックスを設置し、お客様に向けた分別投入の啓発を実施 ―
サントリー食品インターナショナル株式会社は、「阿蘇くまもと空港」を運営する熊本国際空港株式会社(以下、熊本国際空港)と協働し、空港で排出された使用済みペットボトルを回収し、新たなペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」水平リサイクル※1を国連が定める「世界環境デー」、日本の「環境の日」である6月5日(月)より開始します。
※1 使用済み製品を原料として用いて同一種類の製品につくりかえるリサイクルのこと
●本取り組み実施の背景
サントリーグループは「人と自然と響きあう」という使命を掲げ、ペットボトルに関しても2030年までに「100%サステナブル化」することを目標にさまざまな取り組みを行っています。
3月23日に新旅客ターミナルビルをオープンさせた熊本国際空港は、SDGsとカーボンニュートラルの達成に向け、「環境への配慮」を重要課題と位置付けた空港運営を行っています。
今回、「リサイクル適性が高く、再資源化の仕組みが整っている飲料ペットボトルを資源として循環させていくことで持続可能な社会の実現に貢献する」という両社の思いが一致し、このたびの取り組みに至りました。
●リサイクルステーションの設置について
今回の取り組みにあたり、熊本国際空港と協働で新しくデザインしたリサイクルボックスを設置し、空港利用者の方々にペットボトルの分別投入を啓発します。リサイクルボックスには、さまざまな利用者の方々に伝わりやすいイラストを配し、ペットボトルは何度も循環する資源であることをお伝えしていきます。
〈熊本国際空港〉
熊本国際空港は、2020年4月から「阿蘇くまもと空港」の航空管制を除く運営業務を行い、「世界と地域にひらかれた九州セントラルゲートウェイ」を掲げています。2023年3月にオープンした新旅客ターミナルビルは「環境への配慮」として、東京五輪選手村で使われた木材「レガシー材」の再利用や地元産木材の活用、省エネルギーシステムの導入などにこだわっています。
サントリーグループは、2012年に国内清涼飲料業界で初めてリサイクル素材100%のペットボトルを導入※2したことを皮切りに、従来よりもCO2排出量を低減する世界初の「FtoPダイレクトリサイクル技術」を開発※3するなど、長年にわたって技術革新を進め、積極的に「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実用化・推進してきました。
2019年策定の「プラスチック基本方針」で掲げた、“2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材のみを使用することで、化石由来原料の新規使用をゼロにする”という「ペットボトルの100%サステナブル化」の目標達成と持続可能な社会の実現に向け、引き続き活動を実施していきます。
※2 メカニカルリサイクルとして
※3 協栄産業(株)など4社で共同開発
以上
サントリー食品インターナショナルホームページ http://suntory.jp/sbf/