― オギノの29店舗を対象にペットボトル「資源」の循環を促進 ―
サントリー食品インターナショナル株式会社は、株式会社オギノ(以下、「オギノ」)と協働し、オギノの29店舗を対象に、店頭で集められた使用済みペットボトルを回収して新たなペットボトルに生まれ変わらせる「ボトルtoボトル」水平リサイクル※1を国連が定める「世界環境デー」、日本の「環境の日」である6月5日(月)より開始します。
※1 使用済み製品を原料として用いて同一種類の製品につくりかえるリサイクルのこと
●本取り組み実施の背景
サントリーグループは「人と自然と響きあう」という使命を掲げ、ペットボトルに関しても2030年までに「100%サステナブル化」することを目標にさまざまな取り組みを行っています。オギノは、「食・住・衣を通じて、変化するお客様の日常生活を絶え間なく支え、創造し、豊かにする」を企業使命とし、地域社会を支える小売業として、お客さまやお取引先様と一体となって環境に配慮した活動を推進しています。
今回、「リサイクル適性が高く、再資源化の仕組みが整っているペットボトルを資源として循環させていくことで持続可能な社会の実現に貢献する」という両社の思いが一致し、このたびの取り組みに至りました。
●本取り組みについて
オギノの対象店舗で回収した使用済みペットボトルを当社の飲料用ペットボトル容器として再生・使用していきます。これにより、お客さまのご協力により集められた使用済みペットボトルを新たなペットボトルに生まれ変わらせる、「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実現します。また、オギノでは、お客さまの水平リサイクルの取り組みへの参加促進を目的に、ペットボトルリサイクルについて学んでいただくイベントの開催を予定しています。
〈株式会社オギノ〉
オギノは、山梨県、長野県、静岡県に食品、住居関連品、衣料品を販売するスーパーマーケット、衣料専門店を合わせて全47店舗展開しています。オギノは、循環型社会の構築を目指し、SDGsの考え方を取り入れCSR活動に取り組んでいます。その一つとして、SDGsが掲げる目標12「つくる責任つかう責任」などを意識し、食品トレーや牛乳パック、ペットボトル、缶、古紙、段ボールの店頭リサイクルに注力しています。
サントリーグループは、2012年に国内清涼飲料業界で初めてリサイクル素材100%のペットボトルを導入※2したことを皮切りに、従来よりもCO2排出量を低減する世界初の「FtoPダイレクトリサイクル技術」を開発※3するなど、長年にわたって技術革新を進め、積極的に「ボトルtoボトル」水平リサイクルを実用化・推進してきました。
2019年策定の「プラスチック基本方針」で掲げた、“2030年までにグローバルで使用するすべてのペットボトルに、リサイクル素材あるいは植物由来素材のみを使用することで、化石由来原料の新規使用をゼロにする”という「ペットボトルの100%サステナブル化」の目標達成と持続可能な社会の実現に向け、引き続き活動を実施していきます。
※2 メカニカルリサイクルとして
※3 協栄産業(株)など4社で共同開発
以上
サントリー食品インターナショナルホームページ http://suntory.jp/sbf/