― 「ウォーター」は5年連続、「気候変動」は2年連続4回目の獲得 ―
サントリー食品インターナショナル(株)は、このたび、環境情報開示システムを提供する国際的な非営利団体である「CDP」から高い評価を受け、「CDP水セキュリティ2020 Aリスト企業」に選定され、5年連続のAリスト選定となりました。また同時に、「CDP気候変動2020 Aリスト企業」にも選定され、昨年に続き、4回目の選定となりました。
CDPは、企業や都市の重要な環境情報を測定・開示・管理・共有するための国際NPOで、その年次環境情報開示と評価プロセスは、企業の環境情報開示における一つの基準として広く認知されています。今年度は、運用資産規模で106兆米ドルに達する515の機関投資家と購買力規模で4兆米ドルに達する125の購買企業がCDPのプラットフォームを通じた環境情報開示を求め、9,600強の企業がこれに応じました。
今回の「CDP水セキュリティ2020」では、サントリーグループの『水理念』に基づき推進している、サントリー水科学研究所による水循環の調査、工場での水のカスケード利用※1等の節水活動やグローバルで実施している流域周辺の水リスク評価の実施、科学的根拠に基づく「天然水の森」水源涵養活動、グローバルでも実施している「水育」等の地域社会での取り組み、工場周辺流域の持続可能な水利用に関する「Alliance for Water Stewardship(AWS)」認証取得等、「水と生きる」サントリーグループならではの研究と生産一体となった取り組みの成果が総合的に評価されたものと考えています。
※1 製造工程で使用する水を冷却水や洗浄水などグレード(洗浄度)毎に分類し、高いグレードが要求される用途から次のグレードでまかなえる用途へ段階的に再利用を図る技術
また「CDP気候変動2020」では、サントリーグループで「環境ビジョン2050」を策定し、バリューチェーン全体で温室効果ガス排出量実質ゼロを目指していること、サントリーグループの循環型かつ脱炭素社会実現への変革を強力に先導すべく策定した『プラスチック基本方針』、サプライヤーと協働で開発した『FtoPダイレクトリサイクル技術』による省エネやSCOPE3でのCO2削減等のサプライヤーエンゲージメント、“CO2排出量ゼロ工場※2”「サントリー天然水 北アルプス信濃の森工場」などが総合的に評価されたものと考えています。
※2 省エネ推進や再生可能エネルギー導入、化石燃料由来CO2の排出をオフセットするクレジットの活用などにより、製造工程におけるCO2排出量を実質的にゼロとする工場
サントリー食品インターナショナル(株)は「水と生きる」を「Promise/社会との約束」に掲げ、「自然環境の保全・再生」、「環境負荷低減」に加え、次世代に向けた環境教育「水育」など長年展開してきました。
今後も、国内外の300社を超えるグループ全体が同じ理念を共有し、事業にとってもっとも重要な資源“水”の保全に寄与する活動を、それぞれの地域環境に合わせて推進していきます。
▽サントリー食品インターナショナルホームページ(環境サイト)
https://www.suntory.co.jp/softdrink/eco/
▽サントリーグループのCSRについて
https://www.suntory.co.jp/company/csr/
▽CDPホームページ
www.cdp.net
以上