REPORT
ヘルスケアアプリ「腸note」におけるセンシング活用
ソリューション近年、ヘルスケア分野でのセンシング活用が注目されています。この技術は、人々の健康状態を測定するために使用されることが多く、さまざまな活用方法が提案されています。ヘルスケアのセンシング活用や事例について、また、ヘルスケアアプリ「腸note」におけるセンシング活用について紹介します。
ヘルスケアのセンシングとは
ユーザーの健康状態を、センサー技術を使用して可視化する手法です。対象は主に生体情報と行動情報との2種類に分けられます。
生体情報センシングでは心拍数や血圧などの情報を測定し、行動情報センシングでは姿勢や動作などの情報を測定することにより、健康状態を把握できます。これにより、異常を早期に検知したり、健康進捗を追跡したりすることができます。*1
日常の活動量や睡眠パターンなどをモニタリングして、人々の健康状態を計測し、健康管理に役立てられています。センシング技術の進歩は、医療の質向上や個人の健康管理に新たな可能性をもたらしています。最近では、食事の写真を撮影すると、栄養素がわかるアプリも出てきています。撮影した写真から、AIの画像解析技術によって栄養素を割り出して自動的に登録します。健康的な食生活やダイエットをサポートするための貴重なツールとなっています。
ヘルスケアのセンシング活用事例
ヘルスケア分野では、センシングがさまざまな形で活用されています。
例えば、医療ペースメーカーは心臓の電気信号をモニターし、心拍が遅くなっていることを検知すると微弱な電気刺激を与えて、心拍のペースを調整します。
また、ウェアラブルデバイスを使用して、生体情報である体温、心拍数や血圧、呼吸などの情報をリアルタイムに測定し、個人の心身の健康状態を分析することができます。これにより、自身の健康状態を把握した上で、適切な活動や調整を行うことができます。
パーソナルAIトレーナーが適切なトレーニングをレコメンドし、ウェアラブル端末によって心拍数や睡眠の質を計測することで、個人の健康管理をサポートするなどのヘルスケアアプリもあります。
これらによって、自身の身体データを把握し、健康に関する意識を高めることができます。さらに、リアルタイムな情報やアドバイスに基づいて行動を変容させることで、より健康的な生活を送ることができるでしょう。ヘルスケア分野におけるセンシンの進化は、個人の健康管理や予防に大きな貢献をしています。
ヘルスケア×センシングの活用ポイント
センシングをヘルスケアに活用することで、ユーザーの健康データをリアルタイムで収集でき、ユーザーの日常的な行動情報も記録することで、生活習慣や行動パターンによる健康データの変化も分析できます。
これらの分析により、個々のユーザーに合わせたアドバイスや予防策を提供でき、個別の健康ニーズに応えられます。
また、ユーザーの健康データを継続的にモニタリングでき、異常なデータや変動が検出された場合に、早期に異常を検知して適切な対策につなぎやすいという点もポイントです。
ヘルスケアアプリ「腸note」のセンシング活用
ヘルスケアアプリ「腸note」のセンシングの概要やセンシングによって得られるデータの活用方法、今後の展望について紹介します。
「腸note」は、センシングにより、客観的指標として腸の音を取得しています。それ以外にも便の硬さや頻度などの便通の状態や、腸活の記録を行うことで、これらのデータを組み合わせて健康管理を行えるアプリケーションです。
身体の健康状態を知るバイタルデータの取得方法としては、超音波エコーや聴診器での音の把握などもありますが、特別な機器が必要になります。「腸note」は「音」に着目し、さらに、スマートフォンという多くの人々が所有するデバイスで身体の音を取得できる点が最大の特徴です。
さらに、腸音や便通、腸活の記録などのすべてのデータのインプットを容易に行うことができ、日々の記録が継続しやすいという利点もあります。今までのデータを振り返ることで、どのような行動をしたときに腸の状態が良かったかなどを、可視化してレポートで確認することも可能です。
腸の音がどのような健康状態と紐づいているのかは、世界的にもまだ研究が始まったばかりです。「腸note」のセンシング活用により、競合パートナーの興味のある指標と腸音を組み合わせて研究することで、新しい価値を顧客に提供できるかもしれません。
特別な機器を使うことなく、多くの人にとって身近なスマートフォンのみでデータの収集、分析、管理、アドバイスまで行える「腸note」は、手軽に始めやすく、継続しやすい健康管理ツールとして人々の健康意識を高め、健康維持や疾病予防に役立つことが期待されます。
資料のダウンロードもご利用いただけます。協業を視野に入れてくださっている企業担当者様は、ぜひご検討ください。
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