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89ナデシコの種類と特徴を詳しく紹介!

ナデシコの種類と特徴を詳しく紹介!

ナデシコはどんな花?特徴や開花時期

繊細な美しさと優雅さで、日本の庭を彩るナデシコ(撫子)。その名を聞くと、古き良き日本の風景が思い浮かぶ人も多いことでしょう。ナデシコは、日本の伝統的な花の一つとして、古くから愛されてきました。その魅力は、控えめでありながらも人々の心を惹きつけるその花姿にあります。この章では、ナデシコの基本的な特徴やその魅力について詳しく探っていきます。


目次
ナデシコ(撫子)ってどんな花?
ナデシコの基本情報
ナデシコの歴史と文化
ナデシコの種類
飾る花にもぴったり!「ミーテ」
ミーテのお手入れ
ミーテがかかりやすい病害虫は?
育てがいのあるダイアンサス 爛漫なでしこ

ナデシコ(撫子)ってどんな花?

可憐な花姿で、古くから人々に愛されてきたナデシコ。ナデシコ科ナデシコ属(ダイアンサス属)の植物です。「ダイアンサス」とも呼ばれ名前の由来である「Dianthus」は、ギリシャ語で「神の花」を意味します。ナデシコは品種も多く、また多くの園芸品種が作られている人気の多年草です。春夏〜秋にかけて見頃を迎え、ピンクや赤、複色など花色も豊富にあります。花を上向きに咲かせる花姿の種類が多く、切り花としても楽しめますよ。

ナデシコミーテ

育てやすいナデシコは初心者にもおすすめ!

ナデシコは、カーネーションのようなかわいらしい花を咲かせます。鉢植えやプランター、寄せ植えなどのお好みで育ててみたいですね。 ナデシコは花色もさまざまで、寄せ植えでは一緒に植える植物によって雰囲気も変わるでしょう。 窓辺に飾れば室内の雰囲気も明るくなるので、インテリアにもぴったりですね。 興味があれば、ぜひともナデシコを育ててみてはいかがでしょうか。

ナデシコは冬越しできる?

ナデシコは寒さに強く、耐寒温度-15℃です。ただ雪や霜に当たると傷んでしまうので、寒冷地では鉢植えにして軒下に移動させたりして冬越し可能です。暖かい地域であれば屋外でも冬越しできます。皆さんもチャレンジしてみてくださいね。

ナデシコの基本情報

原産国

アジア、ヨーロッパ、北米、アフリカ

科・属名

ナデシコ科ナデシコ属

形態

多年草

草丈/樹高

10~60cm

耐寒性

強い

耐暑性

種や品種により異なるが強いものが多い。

花色

赤、ピンク、白、黄、複色、紫

開花時期

4月~8月(四季咲きの園芸品種もある)

日本の気候で育てやすいガーデニング向けナデシコ品種はたくさんあります。特に代表的な品種をご紹介します。

ナデシコ(撫子)の特徴

世界中に300種は自生していると言われる多年草。古くから品種改良が続けられ、母の日の贈り物に使われるカーネーションもナデシコ属の植物です。秋の七草にも数えられるカワラナデシコなど、日本に自生している種類もあります。庭植え以外にも切花としても人気があり、一年を通して流通しています。
現在、園芸品種として流通しているものは、春と秋に咲くタイプや四季咲きタイプがあります。 色彩は花の色は多彩で、白、ピンク、赤、紫などがあります。特に日本では、薄ピンク色が人気です。ナデシコの花は芳香があり香りも楽しめ育てながら香りも楽しめるでしょう。 さらに常緑性で、耐寒性も強いので、1年中楽しめますよ。

ナデシコの花言葉

ナデシコには、全体の花言葉と色別の花言葉があります。それぞれどんな花言葉なのか、見てみましょう。

ナデシコ全体の花言葉は「大胆」「純愛」「貞節」。

赤いナデシコの花言葉は「純粋で燃えるような愛」。

ピンクのナデシコの花言葉は「純粋な愛」。

白のナデシコの花言葉は「器用」「才能」。

全体的にはナデシコの凛とした可憐な姿から、純粋な愛をイメージさせる花言葉になっていますね。 そのままの意味を持つピンク色、燃えるような赤色、聡明さが増す白色と、無邪気な純愛が色ごとに変化していく心が表現されているようです。

ナデシコの歴史と文化

ナデシコ (学名:Dianthus)は、日本の象徴的な花の一つで、特に桜のように美しいとされています。日本の文化や歴史に深く根ざしており、古くから日本の庭園や風景に取り入れられてきました。

寒さに強く、一輪一輪が長く咲くナデシコ「ミーテ」

ナデシコの歴史

ナデシコの歴史は、奈良時代(710年~794年)にまで遡ります。当時の貴族たちは、ナデシコを愛でるために庭園に植えていたとされ、ナデシコは日本の伝統的な絵画や文学作品にも頻繁に登場し、美しさと優雅さを象徴する存在として描かれています。
和歌や絵画などの題材としてもよく登場しているのを目にされたこともあるのではないでしょうか。特に「大和撫子」という言葉は、日本の伝統的な女性の美しさや品格を象徴しています。 近代に入ると、品種改良や交配が進み、様々な品種が登場しました。現在では観賞用や切り花として広く利用されています。

ナデシコと日本文化の関係

ナデシコは日本文化においても非常に重要なつながりがあります。また、和歌や俳句などの文学作品にも頻繁に登場し、四季の移ろいを感じさせる花として愛されています。平安時代には、中国からカラフルなナデシコが入ってきて、「唐撫子(からなでしこ)」と呼ばれました。
それと区別するためカワラナデシコは、日本のナデシコという意味で「大和撫子(やまとなでしこ)」と呼ばれるようになりました。「大和撫子」という言葉は、日本の伝統的な女性の美徳を表現するものであり、品格や優雅さ、そして繊細な美しさを指します。清少納言の「枕草子」や紫式部の「源氏物語」にもナデシコについて記されています。

ミーテの小鉢
ミーテの小鉢

ナデシコの種類

カワラナデシコ
見かけることが多い品種です。花弁に切れ込みがありとても繊細な印象を受けます。秋の七草としても知られている花です。カワラナデシコは、別名ヤマトナデシコとも呼ばれています。

カワラナデシコ

エゾカワラナデシコ
花丈は30cm〜50cmあります。遠くから見るとカワラナデシコとあまり違いがないので、見分けるのが難しいです。カワラナデシコは、苞が3〜4対ですが、エゾカワラナデシコは2対しかありません。

エゾカワラナデシコ

タツタナデシコ
夏の暑さで枯れてしまうことがあり冬に強い宿根草です。原産は、ヨーロッパで、蛇の目模様のある花が特徴的です。銀白色を帯びた葉が密生していて、花を咲かせない時期でも観葉植物のように楽しめます。

タツタナデシコ

ビジョナデシコ
ビジョナデシコの花は、かわいい手毬のような形をしています。花の色は、白やピンク、赤、オレンジ、紫などがあります。

ビジョナデシコ

セキチク
カラナデシコと呼ばれている中国のナデシコが「石竹」です。中国から渡ってきたナデシコで、花に切り込みが入っていますが、切れ込みがやや深めに入っています。コンパクトな株なので、育てやすいです。

セキチク

ハマナデシコ
夏から初秋にかけて、積み重なった葉っぱの上に藤色の小さなギザギザの花が咲くのが特徴です。 ピンク色の花を咲かせる品種でナデシコの種類のなかでは開花時期が遅く、夏から秋にかけて花を咲かせるそうです。

ハマナデシコ

ナデシコ栽培のポイント

日照:ナデシコは日当たりの良い場所を好みます。半日陰でも育ちますが、より多くの陽光があるとより良い花が咲きます。
水やり:過湿を嫌うため、常に土が湿ったような状態は避けましょう。土の表面が乾燥したらたっぷりと水やりしましょう。
土壌:水はけの良い土壌を好みます。砂質の土や腐葉土を混ぜた土が適しています。

ナデシコの花が咲かない理由は?

ナデシコの花が咲かないのは、以下のような理由が考えられます。

①育成環境が温かすぎる
寒さに強い花なので、室内で育てるよりもなるべく屋外に置くようにしてあげましょう。冬場は霜が降りないように気をつけましょう。気温が氷点下まで下がりそうなら室内に移動させます。
②日照不足
日当たりの良い環境を好む植物なので日陰の環境で育てると、葉ばかりが育って花が咲かなくなってしまいます。しかし真夏の直射日光は少し強すぎるため、株全体が弱ってしまったり葉焼けの原因になるので日中は日陰に置いてあげるなど、工夫しましょう。
③肥料不足
栄養がたくさん必要な植物です。生長に合わせて、しっかりと必要なだけ肥料を与えてあげましょう。追肥は成長期である4~10月(真夏は避けて下さい)にかけて定期的にあげましょう。
④大株になっている
長く育てていて年数が経過した場合、さらに大き目の鉢に鉢増しして株の大きさを調整してみましょう。

ナデシコの花が咲かないことでお悩みの方は、上記の原因に当てはまらないか確認してみてくださいね。

飾る花にもぴったり!「ミーテ」

ナデシコ

ナデシコ科ナデシコ属の多年草です。サントリーフラワーズが開発した新しい品種で長く咲き、そして咲き進むにつれて花色が変化します。「ミーテ」は摘芯(ピンチ)は不要で切り戻しも草姿が乱れたら整える程度で簡単に育てられるので、初心者さんでも育てやすくおすすめのナデシコ品種です。
一輪の花が長く咲き、次々と花を咲かせながら、やがては豪華な満開姿に成長します。鉢植えはもちろん、花が長く咲くので切り花にして飾っても楽しめます。

ミーテの名前の由来

イタリア語で「穏やか」を意味する花「"ミーテ" "miite"」。 この愛らしい花が、穏やかな安らぎのひとときを皆さんにもたらしますように。そんな願いが「miite」に込められています。

ミーテのラインアップ

ミステリーピンク

ミーテシリーズNo.1の花数の多さが魅力の品種。ピンク色の花弁と五角形にもひし形にも見える模様が特徴的。

ピーチラテ

花色は咲き進むにつれピンクから白色に変化し、中央部分は気温が上がると赤が濃くなる。

さくらピンク

ソフトピンクからホワイトに変化する優しいグラデーション色。

ラズベリーローズ

優雅な濃いピンク色のバイカラー。

ミーテの特徴

花数の多さ:1本の茎にたくさんの小さな花が咲き、見た目が豪華です。
花色の変化:咲き進むにつれて花色が変化し、例えばピーチラテはピンクから白色に変わり、中央部分が赤くなることもあります。 ミーテは、庭や玄関の装飾にぴったりで、切り花としても長く楽しむことができます。

ミーテの育て方

苗の植え付け:【丸鉢プランター】1~2株/30cm 【横長プランター】~4株/65cm
花壇:9株/1㎡が植え付け株数の目安となります。植え付け株数目安を参考にプランターと土を用意して植え付けましょう。草花用培養土などの新しい土を使用しましょう。鉢に植物を植えるときは必ずウォータースペースを確保しましょう。
日当たり: 半日以上直射日光が当たる場所が理想的です。夏場は直射日光が当たらない場所に置くと良いでしょう。
水やり: 土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、鉢底から流れ出るまで水をやりましょう。
肥料:植え付けの1ヶ月後から固形肥料を規定量与え、液体肥料も併用すると開花のパフォーマンスが高まります。

ミーテのお手入れ

追肥の仕方:植え付けの約1ヶ月後から定期的に「置肥」をしましょう。(1ヶ月に1回が目安。)1ヶ月ほど経つと、置肥のかたまりが土にまだ残っていても効果はなくなっています。 「液肥」を併用すると開花のパフォーマンスが高まります。液肥は植え付けの約2~3週間後から使用すると良いでしょう。
摘芯:花が終わってきたり花が汚くなってきたら花茎を根元からカットしましょう。
切り戻し:梅雨が始まる前と真夏が始まる前に切り戻しを行いましょう。株が蒸れにくくなるため多湿の影響で枯れるのを防ぐことができます。
花がら摘み:花がらを放置するとカビや病害虫発生の原因になります。定期的に花がらを摘みましょう。

ミーテの夏越し

梅雨前に夏越しの準備をします。夏を乗り切れば秋や翌春にも花を楽しむことができます。そのためには、春に十分な肥料を与えて株にボリュームをつけ、蒸れ防止のために切り戻しをし盛夏期には直射日光の当たらない風通しの良い場所で管理し、高温多湿に注意して株元付近の古い葉を取り除くことが大切です。真夏に肥料を与えず、春にたくさん肥料をあげて強い株を育てることで、秋にまたたくさんの花を咲かせてくれます。酷暑のダメージが強い場合は秋に開花しないこともありますが、翌春の開花を待ちましょう。

ミーテの冬越し

寒さに強いので冬越しが可能です。ミーテは室内で管理すると花芽が付きにくくなるため鉢植えは軒下へ移動させ、地植えのナデシコには株元でばっさりと切り戻したり、マルチングをして寒さ対策をすると安心です。冬の間は肥料を控え、春になって新芽が出てきたら一回り大きい鉢に植え替えると良いでしょう。霜の当たらない軒下などに置きましょう。

ミーテがかかりやすい病害虫は?

代表的なものとしては、アブラムシ、ハダニ、コナカイガラムシ、ヨトウムシなどが挙げられます。これらの害虫は、ミーテの葉や茎にダメージを与え、成長を妨げることがあります。ミーテの健康を保つためには、定期的な観察と適切な防除対策が重要です。

ハダニやアブラムシ、ヨトウムシなどにご注意ください。虫が付く前に市販の防虫剤で先手を打っておくと安心です。 虫がついた場合は見つけ次第すぐ市販のスプレータイプの薬剤を使うなど対処しましょう。

育てがいのあるダイアンサス 爛漫なでしこ

爛漫なでしこ

生育旺盛で、開花連続性の高い、育てがいのあるダイアンサス爛漫なでしこ。鮮やかな豪華な咲き姿が魅力の一つです。爛漫なでしこもミーテと同じで花が長く咲くので生け花にもぴったりで楽しみ方がたくさんです。

爛漫なでしこのラインアップ

ももいろ

生育旺盛で大きく広がる。鮮やかなピンク色の花弁。

あかいろ

爛漫に咲く、鮮やかで艶のある花色。

花色を楽しむかわいい「ミーテ」、鮮やかな花色の「爛漫なでしこ」どちらも魅力的な品種になっています。 ガーデニングに取り入れてみてくださいね!

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