44サントリーのポインセチア 開発担当インタビューvol.1
温室一面のプリンセチアに感動
商品評価担当の友松です。私はこの会社に入社して5年目になりますが、はじめて開発担当となった「プリンセチア」への思い入れは非常に強いです。
業務としては、プリンセチアのブリーダー担当、アンドリューから受け取った新品種候補を、販売品種や他社品種と比較しながら半年間ほど試作し、商品評価をするという内容です。
当時、花も英語も初心者だった私は、アンドリューの専門知識や細かい指示にかなり苦心しながらやっていました。
ただ12月ごろ、試作していたプリンセチアが温室内で満開に咲いた時は、それまでの苦労が吹き飛ぶくらい感動したのを今でも覚えています。
毎年、ユニークな新色、性質改善したものなど、次々と最新品種は生まれます。
毎年それらを一番最初に見られる立場として、とてもわくわくしながら試作、評価を行っています。
プリンセチアを商品化する上で、「生産現場での作りやすさ」も重要なポイントの1つです。
ある品種では、日本の環境で育てると上手くできるのに、欧州だと全く育たない、ということがありました。
これらの理由は、温度、日照のような環境や、その他にも肥料や土の違いなど考えられることがたくさんあります。
世界中の誰でもどこでも商品化できる品種開発を目指し、プリンセチアファンを増やしていきたいと思います。
■10月~クリスマスのインテリアにぴったりな「プリンセチア」
「プリンセス」のような華やかさの印象と「ポインセチア」を組み合わせて名付けられた「プリンセチア」。
机の上にも飾りやすい小さめサイズから、クリスマスツリーと一緒に飾るとお部屋がより華やかになるような大きめのサイズまで展開しています。
全国の園芸店や花屋、ホームセンターなどで10~12月に販売中です。
日当たりの良い10~25度の室内で、きちんと水やりを行っていただければ年を越して2~3月まできれいな色を楽しむことができます。
■ピンクリボン運動に協賛
「プリンセチア」はピンク色という共通点から、10年以上に渡って乳がんの早期発見の大切さを訴える啓蒙活動である“ピンクリボン運動”に協賛し、その売上の一部を日本乳がんピンクリボン運動「J.POSHピンクリボン基金」に寄付しています。
プリンセチアを購入することが乳がんのない社会の実現につながるということも、この花が多くの方々から支持される理由のひとつになっています。
販売から10年以上が経った現在では、シーズンになると世界中の多くの街で「プリンセチア」を見ることができるようになりました。
皆様もぜひこの冬、「プリンセチア」と共に素敵な時間をお過ごしください。